ピアノを弾いていて、音がすべったり転んだりしているとき、「よく聴いて」って
私自身、先生にいわれてきました。
小学4年生の娘のピアノは、ずっと前から、たくさんすべったり転んだりしていま
した。でも、そのことは指摘しないで最近まで来たんです。
というのは、テンポが速くなったり遅くなったりしていたので、そっちを先に直して
いました。
ここ一年ぐらいそれが課題でした。
そして最近だいぶテンポが安定してきました。
…ついに、「音符が転ばないように」と、注意する段階に入ったんですね〜。
先日、私のピアノの師匠である多喜靖美先生のところに娘を連れて行ったら、
音を転ばないようによく聴くように指導してくださいました。
「よく聴いて。いまの、ここはよかったけど、この音とこの音がくっついていたよ」
と、実に、的確な指摘。
すると、聴けていたときは、音が変わったんです。これまでなかったことなので、
本当にびっくり。
あとで娘に「聴けてたねえ」と尋ねると
「なんか、頭からつのが生えて、アンテナができたみたいな感じがした」
・・・「つの」ですか!?
なるほど、「つの」ねぇ。私も、「聴けた」と思ったときに、つのが生えてアンテナ
たった感じ、確かにありましたねぇ。この表現は・・・これは娘に一本とられました。
つのが生える感覚、忘れないように、親子で日々素敵な音でピアノを弾きたいもの
です。
↓たぶんもう少しで重版です〜!!!
- 作者: 山本美芽
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2012/12/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (16件) を見る