音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

チェルニー30番、粒をそろえる

隔月で、地元の橋本のホールでチェルニーのセミナーをしています。9月の課題はチェルニー30番。

私も1曲くらい弾こうと思って、チェルニー30番の29番をさらっています。

左右で受け渡して1本の音階を弾くのだけど、えらくコケている。子どものころは、スタッカートだの付点をつけてさらいなさいと習いましたが、同じような練習方法では進歩がないと思い、以下を試しました。

1 脱力できてるか念入りにチェック。手前にひっかくタッチで手を握るような動作の指の動きで弾いてみる。音がパリッとしてきました。

2 1音1音しっかりと聴く。コケていたときも、聴いていたつもりでしたが、コケない練習として聴くことが作用するのかどうか実験だ、と思って聴いたら、コケなくなっていました。聴けばコケが直るってどういうことなんだろう。こけずにひけるテンポまで自動的に落とす作業をしているのが「聴く」ことなのかもしれませんが、われながら、笑えました。聴けば、コケが直るのか・・・聴くって、すごい。

コケている箇所をスタッカートにしたりタッカにしたりして延々と練習したのはなんだったのかなぁ。やってもいいのだけど、時間切れです。

あと1ヶ月で、転びがどこまで改善するか、チャレンジです。