いきなり超・現実的な話題になって申し訳ないんですが、今年わたしはずっと減量していました。過去のことになった今だから言えることですが、妊娠中に70キロ台後半まで体重が増えちゃったんですねー。いわゆる食べつわりで、食べていないと吐き気がしたため、1日6食ぐらい食べてましたから、まあ当然の結果なんですが。
赤ちゃんも元気、私も元気に出産を終えることはできましたが、いやー70キロを越すと、ほんっとに体が重かったー。座ってから立ち上がるのが本当に面倒くさくて、よっこらせっと、っと一仕事だったりして。1階から2階にあがるのも息切れしちゃって、ぜーはーいいながら階段をのぼったりとか。
その後、日本人のお友達に助産婦さんをしていた人がいて、マッサージをしてもらって母乳が出るようになり、ミルクなしの完全母乳で赤ちゃんを育てたんですね。
するとまあ、減るわ減るわ、毎月3キロとか4キロとか、異様な勢いで減っていくんです。
もちろん異常な食欲がおさまったのもあるでしょうし、しんどいながらも体を動かせるようになったのもあるんですが。
60キロ前後まで減ったところで、ちょっと停滞期がありました。
産後半年たった8月ごろでしたか。
このころ、ちょうどうちに高校時代の友達が遊びに来てくれたんですね。彼女に再会したとき、高校時代と変わってないなーと思ったら、10キロ減量したというではありませんか。特に何もしないでいたら、1年に1キロといった具合に、じわじわと体重が増えていたとか。毎日残業をして、夜の9時とか10時ごろにスポーツクラブに通い、夕飯は抜き、というすさまじい方法でやせたといっていました。
もうもとの体重に戻るのは無理かも…と、なんとなくあきらめムードになっていた私ですが、彼女に刺激を受け、私もがんばってみよう、と気を取り直しました。
そこで思い切ってスポーツクラブに入りました。本当は妊娠してからお休みしていたバレエのレッスンを再開したかったのですが、バレエ教室には赤ちゃんの託児がなく、スポーツクラブには託児施設がある。この違いはやはり大きく、当面はスポーツクラブで妥協することにしたのです。
やせようと思って入ったクラブですが、赤ちゃんを1時間程度でも預かってもらって運動するのは、非常によい気分転換になり、また腰痛肩こりにも大きな効果がありました。会費のもとをとるべく、ヨガにピラティス、キックボクシングにエアロビクス、ヒップホップダンスに軍隊式というか体育チックなブートキャンプまで、スタジオのプログラムに出まくり。週に最低3回、いけるときは4回は通いました。
食事は、まあ脂っこいものは減らしましたけれども、割と普通に食べてましたね。授乳中だから、栄養をしっかりとる必要もありますし。
するとまた、少しずつ体重が減り始めました。そしてとうとう、妊娠前の体重に戻り、持っていた服が着られるようになったのです。
以前はけたジーパンがはけないというのが本当に屈辱的だっただけに、すーっと足がジーパンに入ったときの心地よさといったらー!!!
食べたい、食べたい、食べたいというどうにも抑えられない食欲。
とまらない食欲に、自分をコントロールできないあきらめ。
体を動かせる喜び。
体重が減るのがうれしくて、風邪気味なのに無理してヨガをやってかえって体調を悪くする、馬鹿みたいなんだけど、そうせずにはいられない気分。
まったく今回の体重コントロールでは、今までに体験したことのないいろんな感情に翻弄されました。