12月2日金曜日、カワイ横浜シンポジウムで古内奈津子先生にご紹介いただく楽譜の一部です。
超売れ筋のド定番で、これをうまく併用していく技が古内先生の得意技。
残念ながら1種類の教本だけでサクサク進める優秀で練習よくしてくるお子さんは少数派なのが現状です。
(そうでない教室も当然ありますが)
理解が不十分な場合は、別の教本を併用して定着を図る必要があります。
併用教材を入れる際には、早めのタイミングと、保護者への説明が大事。古内先生はこういいます。
「グダグダになる前に手を打っておかないといけないのです。
何か進度に問題を抱えているのであれば、それをこまめに保護者に伝えておくことも大事ですね。
何も伝えていないで、本が終わるころになって『これができない、次に進めないのでこれやります』と言われると保護者さんはびっくりしますし、『先生これまで何していたの?』と思われることもあります。
でも、折に触れて伝えておいて、それに対するフォローもしているうえでの乗り換え、併用ならば、『先生はよく考えてくれている』となります。
同じことをしていても、その前の段取り次第でとらえられ方は180度変わるんです」
って、これは、本当は音大で教えてもいいですけどね。
たぶんみなさん習ってないですよね。
誰にどこのタイミングでどれを併用するかは、先生の腕の見せ所です。
シンポジウム ピアノ教本、使いこなそう 第2回
12/2(金)10:00-12:30
【 講師 】山本 美芽、三輪 昌代、古内 奈津子
【 会場 】カワイ横浜 イベントサロン「プラージュ」
内容
「生徒さんの年齢・性別・性格によって、どんな教本を使ったらいいのかわからない」
「複数の教本の組み合わせ方、切り上げ方がわからない」
こんなお悩みありませんか? 大好評の前回のシンポジウムに続き、指導経験豊富な先生をパネリストに再びお迎えします。今回はタイプの違う生徒さんを3~4人ピックアップ。
どのように本を選び、どれぐらいの期間使うのか、判断のポイントについて詳しく深めていきます。
【使用楽譜】
全部少しずつお話しします。
すべてお持ちいただくと重いので、ふだん使っていない、よく見ていないけれど持っている楽譜を中心に数冊お持ちください。
新版 オルガンピアノの本(ヤマハミュージックメディア)
ピアノひけるよジュニア(ドレミ楽譜出版社)
うたとピアノの絵本(音楽之友社)
みんなだいすき!リズムのほん(学研)
バスティンピアノベーシックス〈セオリー〉(東音企画)
バスティン ヤングビギナー ピアノプリマ―(旧:幼児のためのベーシックス)
はじめてのピアノのほん1-3 丸子あかね(学研)
ピアノのエクササイズ48の白鍵盤上の練習と12のリクリエーション(音楽之友社)
武本京子の「イメージ奏法」解説書(音楽之友社)
ペダルテクニック基礎編、応用編 堀江真理子(ヤマハミュージックメディア)
最強の左手トレーニング入門編 遠藤蓉子(サーベル社)
グルリット24の調による練習曲(全音)
ピアノランド1.2 音友
バスティン みんな知ってるプレリーディング曲集 東音企画
バスティンピアノパーティーA B 東音企画
リズムの本シリーズ はぎとりリズムドリル Gakken
ヤマハ・ミッキードリル ヤマハ
受講料
会員 2,500円 / 一般 3,000円
(ピティナ会員・カワイ音研会会員)
主催
カワイ横浜
問合せ先
カワイ横浜 045-650-2351