ここ1年ほど、課題は、譜読みと、拍子感、お指の行儀が悪い…指が伸びてバタバタすることでした。私がふだんは教えつつ、月に1度ほど、多喜先生にもみていただきました。
4年生の春に、思い切って、耳コピーでもいいからとブルグミュラーの「アラベスク」をやらせてステップに出て、初夏のころからピアノのABCを弾き始めたのです。結局いま4年生が終わろうという3月の現時点でAとBしか終わってないですけど、1番であるAは、とことん弾きこみ、1月のステップでも上手に弾けました。あとは何をやってたんだっけ・・・そうそう、ギロック。「はじめてのギロック」の中から、「女王様のメヌエット」はステップで弾いたし、ほかにも「ガラスのくつ」とか、10曲以上はやりました。それからバーナムも。
日々、練習は一応「やる」といってやります。ただし10分とか15分程度。一曲あたり5回弾いたらいいほう。こなした曲の量からいうと、決して多くはないですが、「ピアノのABC」でちょっと難しめの曲を長期間しっかり仕上げる、「はじめてのギロック」で数をこなして譜読み力をつけたり、表現の練習をする。このバランスならば、娘にもなんとか我慢できたようでした。
1月のステップが終わってから、ピアノのABCの「K」をやる、といいだしました。BまでやってC以降はやっていないので、かなりのショートカットですが、ステップのひとつ上の級を受けるにはKじゃないとダメだというので。一ヶ月かけてひとりで最初のほうが弾けるようになりました。中間部、これからです。それから、バスティンの名曲をやさしくアレンジした曲集を買っておいたらパラパラめくって「これやる」といって、ペールギュントの「朝」とかベートーヴェンの「喜びの歌」などやってます。
なんだかんだいって気がついたら、最近、1曲のなかでテンポが速くなったり遅くなったりのジェットコースター状態がかなりなくなっていました。ゆっくりしたテンポで弾くのが苦手ではありますが、速めなりにテンポキープが少しできるようになってきました。それに、ピアノのABCを間違いながらでもひとりで譜読みしているのもよく考えたらすごいかもしれない。丸子あかね先生のおんぷカードでも時々訓練していますが、それほど真剣にやってないけど、だいぶ読めるなって来たかな。初見で弾ける曲をつねに次々に何かやらせるようにしているのが、少し効果が出てきたのかもしれません。指のほうも、それほどバタバタしないで弾けるようになってきました。毎日ちびっと練習していただけだし、彼女が自分でやりたいと思う意思を尊重しつつ、勉強になるものを選んで提案するというスタイルですので、若干の偏りはあるかもしれませんが、1年間少しずつ続ければ、けっこう進歩するものですね。
これからアンナマグダレーナの音楽帳に入っているバッハの「ミュゼット」とか「メヌエット」をやってみたいというので、Kを仕上げつつ、そっちもとりかかる予定です。多喜先生に「これいいんじゃない」と教えていただいたベートーヴェンのト長調のソナチネ(春秋社のソナチネアルバムに入っています)・・・とかもやらせたいのですが、ううむ、いつとりかかれるかな。
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