Born 2 Groove
Euge Groove
先日サクラメントに来てくれたサックス奏者のEuge Grooveについて日本語で検索しても全然プロフィールが出てこないので、英語であれこれ調べてみました。
http://www.smooth-jazz.de/Artists1/Groove.html
これがどうも本人が書いたプロフィールみたいです。
この前間近で見たとき30才ちょっとぐらいかと思ったのに、1962年生まれなんだそうで。えー!!!?? もう40代半ばですか。びっくり。
本名はスティーブン・ユージン・グローブ。メリーランド州生まれ。
幼少時からピアノを習い教会で賛美歌を歌い、小学5年生からサックスをはじめ、クラシックのレッスンを受けつつ学校のバンドでも演奏。マイアミ大でクラシックのサックスを専攻。デビッド・サンボーンに影響を受ける。在学中にフロリダのディズニーランドでビッグバンドに入って仕事をはじめる。マイアミ大学大学院へ進み、87年にLAへ。
リチャード・エリオットと出会ったのがきっかけでタワー・オブ・パワーにて1988年から1992年まで4年間演奏。その後90年代はずっとリチャード・マークスやヒューイルイス&ニュースをはじめとするビッグネームのバックバンドで長い間演奏していました。下積みが長いんですね。
2000年になってポール・ブラウンに助けてもらってソロ作を作り、スムース・ジャズ・シーンにソロアーティストとしてデビュー、アルバムは大ヒット。スムース・ジャズの人気スターとなって現在に至るといったところです。
この前のコンサートで、ほかの楽器の人と速弾き(吹き)? 競争みたいなシーンがあって、そこでEugeが吹き始めた高速フレーズが、なんだかクラシックのエチュードみたいだなぁと思ったんです。クラシック専攻だったと聞いて、やっぱりね(笑)。良い意味で、ものすごくしっかりした技術が土台にある人で、すごく安心して聴けるんですよね。
日本語で検索していたとき、「なるほど」と思ったのが、彼の音をメタリックでハスキーと述べている人が何人かいたこと。確かにその通りです。独特の質感にひかれます。