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音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

娘の南大沢ステップ、アンサンブル体験(ヴァイオリンとのデュオ)無事終わりました

室内楽

小学校5年生の娘、南大沢ステップ、ヴァイオリニストの先生との共演が
無事に終わりました!!


まず前日。リハーサルのために、ホールで20分間合わせに行ってきました。

こんな日に限って、幼稚園と小学校どっちも授業参観。

しかも娘は放送委員会で、下校のアナウンス担当。

お昼に帰宅した娘に大急ぎでご飯を食べさせ、 「電車に乗りたいからついていく」と主張する息子も連れて会場に向かいました。

実は娘は、最近、めっきりピアノのやる気がなくなっていいます。

今回のステップを申し込んだ4月ごろは、それほどでもなかったのですが、面倒くさい、という気持ちが強くなってしまったみたいす。
やたらと熱心な私が、いつも一緒にいるのも、かえってよくないのかも。

ただ、今回のステップだけは、申し込んだので、これだけは無事にやりとげて、それからしばらくのんびりしよう、ということで一応おさまりました。

そんなわけで、弾く予定のブルグミュラーアラベスク」は、1日1回とか、2回弾く程度。まあ、だいたい弾けているので、いいんですが、

 「いくらなんでも、5回ぐらい弾いたら?」といいたくなるのをぐっと我慢していました。


もはや演奏のクオリティよりも、「出たくない」といいださないことを心配する状態で、今日も、無事に時間までに会場に行っただけで、私は もうほっとしていました。

 そこで始まった阿部先生との合わせ。

 阿部真也先生は、たいへん知性のある売れっ子のヴァイオリニストで、ドイツ在住ときどき日本に帰ってくる感じでお仕事をされています。

 阿部先生のヴァイオリンが、四分音符で「ラ〜」と鳴っただけで、ががが〜んという衝撃を受けました。


 場所がホールだったというのもあると思うんですが・・・


 ただのラなのに、音がふわ〜っと豊かに広がって、1音でイマジネーションがかきたてられるような音色。



 プロであろうとも、誰でもこんな音は出せません。阿部先生だからこそ。

 ただの「アラベスク」が、すっごく素敵になっています。


 娘なりに、とても頑張ったのですが、弾き直したり、止まったり、いろいろあり、うわぁ〜どうしよう〜(汗)と私は真っ青。

 ところが阿部先生は、すごいです。瞬間的に、娘に合わせて、弾き直しにもうまくあわせてくださるし、どうしよう状態で止まったときは邪魔にならない音でそっとロングトーンを弾きつつ待っていてくれたり、さらには、

「よし、じゃあ、楽しく踊るように弾いてみよう」
「途中どうなっても、僕が絶対あわせるから、大丈夫」

と、娘に声をかけてくださいました。


 娘は緊張はしないタイプで、だんだんペースを取り戻してきました。

 最後のほうで、いちど、多喜靖美先生が、「ヴァイオリンのパートだけを
聴いてみましょうね」と提案してくださり、ヴァイオリンパートだけを弾いて
いただいて、それを聴きました。

 本当なら、ヴァイオリンパートを譜読みさせたかったのですけれどね。
 全然そんなの面倒くさくてやれない、という状態になっていてできなくて。


 でも、さすがに間近で阿部先生が弾いて下さったら、ちゃんと娘も聴いて
いました。


 最後にあわせたら、なんだかずいぶん全体的にちゃんと合っていたなあ。


 しかも1番目なので、チューニングの「A」を弾くんですよね。


 さて当日。


 本番前に、娘の身長まで目線を落として、共演の阿部真也先生が なにやら語りかけてくださっていました。

 あとで、「あれ、何を話してたの?」と訪ねてみると、

 阿部先生は「楽しく弾こうね」と言って下さったそうです。

 本番は、娘も、阿部先生も、合わせようと一生懸命になって弾いていて、楽しく堂々とした感じでできました。一瞬ひやっとすることもありましたが、すぐに元に戻って続けられてほっとしました。
 

「楽しくできた?」と娘に尋ねたら
 「うん、楽しくできた」といっていました。

 あとで家に帰って録音を聴きおわったら
 「なんか嬉しい!」とも言っていました。


 しばらくピアノは練習してもしなくてもよいことにして、のんびりする予定ですが、きっと今日のことは、娘も覚えて いれてくれるかな。

レッスンしてくださった多喜靖美先生も、

「本番が一番良かったですね。
一生懸命阿部先生の音を聞いて合わせようとしていて、
見ていて微笑ましかったです」と、お言葉をくださいました。


 しかし阿部先生のヴァイオリン、素晴らしくて、なにげないメロディが、こんなに豊かに変身するのかと ほれぼれ聴かせていただきました。

 メロディの歌わせ方、テンポの持っていきかた、一緒に演奏したら、ぜったい少しは吸収できそうだなぁ。

 今度は娘じゃなくて私が参加したい!!!!!!
 真剣にそう思っています。

 それにしても、ステージで楽しく弾けたらいいですよね。
 私は昨年の11月に室内楽のステージを踏んだときには
 楽しめなかったので(爆)

 楽しむというのが、ほんとうに目標です。

 ほとんど私の趣味につきあわせたような形での参加だったのかなぁという気もしますが、娘のほうも充実感を味わえたようなので、素敵な思い出になってくれたらうれしいですね。
 
 阿部真也先生、多喜靖美先生、ありがとうございました。


↓この楽譜の「アラベスク」をヴァイオリンとのデュオで弾きました。  

しつないがく はじめの一歩 ブルグミュラー編

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