音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト


室内楽のクラス行ってきました。

ハイドンの2楽章。なんと、「テンポは正確だね」とチェロの篠崎先生が
おっしゃってくださって、耳を疑いました。

もちろん、「正確だけど、和声を感じるまでは、いってないね」
というところなんですが。

しかしその後、3楽章に突入。

例によって、ピアノの右手とヴァイオリンだけであわせる。
左手とチェロであわせる。
古典のピアノトリオによくある展開を、分奏形式で解剖していきます。

一生懸命必死に弾きましたが、必死になればなるほど、自分の音が聴けなく
なっていきます。

「たとえば、ここのところ、こっちの音のほうが弱くなるところなのに、
1の指だから強くなっていたわね」

と、ピアノの多喜靖美先生に指摘されて

「なってました!?」

とキョトンとしてしまった私。


「気づいてなかったの??」と苦笑する、チェロの篠崎先生。



がび〜ん・・・聴けてない〜…

弾くのに必死すぎて

聴けてない〜〜!


指の都合まるだしってことなんですね。

音楽の都合にあっていない。



でもね、他の人がいわれていることは、だいぶわかるように
なってきたかな。ほんのわずかに、拍から遅れ気味、走り気味
とかは、特によくわかるようになってきた。


どう弾きたいかをまずきっちり考えてイメージして、
実際の音がそうなるように調整する。

というのがもっとできるようになればいいんでしょうねぇ。


しかし指が思うように動かないなぁ。


打鍵スピード。

ニュアンス。

細かいリズムの正確性。


デコボコした不均一なタッチを均一にする。

どれもやらなくちゃいけないのに、指の都合にふりまわされっぱなし。



これは本当に、まだまだ先が長いです。のぼり甲斐のある山ですね。


今年の室内楽クラスの話も、いつかどこかで本にまとめられたらなと思います。昨年の様子はこちらの12章に載っています。

自分の音、聴いてる?: 発想を変えるピアノ・レッスン

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