「自分の音、聴いてる?」の取材がきっかけで通い始めた室内楽クラス、
ことしは初級者クラスでハイドンを勉強しています。
ピアノ 多喜靖美先生、ヴァイオリン 清水醍輝先生、
チェロ 篠崎由紀先生 です。
わたし含め、ピアノの先生3名が生徒、1時間のグループレッスン。
ひとり20分ずつ弾いていきます。
きのう第三回のクラスに行ってきました。1・2回目で1楽章だったので、
ついに2楽章。
10ページ以上もある長くてアップテンポの1楽章にくらべて、
2楽章は、2ページしかない。
・・・と、気が緩んだわけではないんですが、暗譜してのぞむ
までは至らず・・・
言い訳って、ほんっと、いくらでも出てきますよねぇ。
しないしない。言い訳はしないことに決めました。
この曲の中盤に、右手が32分音符の細かいメロディをヴァイオリンと
ユニゾン
左手がチェロのメロディとユニゾン、
という、どう考えても大変そうな箇所がありまして。
私、そこをとにかく毎日、必死に片手ずつ練習していきました。
「じゃ、ヴァイオリンと右手だけでやってみましょう」
「つぎは、チェロと左手だけ」
・・・きたきたきた!!!
想定内!!(爆)
「右手の32分音符が、ただ正確に弾けているだけじゃなくて、
左手のメロディを感じながら弾けるように」
という注意が。
うむ。・・・想定してないアドバイスでしたが、
・・・なんとか、意識してみたら、まあいいでしょうということになり
先へ。
終盤。
自分では大丈夫だと思って特訓していなかった箇所。
なんか、とってもヘンテコなニュアンスがついてしまっていて、
とっても・・・変・・・・
だったみたいなんです・・・・
正確ではあったんですよ。歌ってないってわけでもない。
でもなんか変だと、3人の先生が苦笑しながらおっしゃる。
何が変だか、いまいち、私にはよくわからない。
パニック〜。
いろいろあの手この手で説明していただき、多喜先生がお手本を
弾いてくださり、
まねしてやってみたら、篠崎先生が
「すごい違いだよね〜」(苦笑)
・・・・すごい違い?????
先生が弾いたのと私が弾いたのの違い?
まずい〜よくわからない!!!!!!
何がいけないのか、頭がこんがらがり、若干パニック状態。
とにかく頭を白紙にして、先生のまねっこで弾く。
というふうにしてみたら、「うん、やろうとしてるのはわかる」
ということになり、一応先に行けたのですが、
ほんっとによくわからなかった。
自宅に帰って録音したものを聴きなおしました。
右手のメロディが「た〜ららん」
最後の「らん」のところにかぶさるにようにして
左手が別に「た〜ららん」
と弾いていく箇所だったんです。
ふたつのメロディを、何かひとつの合体したもののようにとらえて
しまっていて、ひとつひとつのメロディが別人格のように流れて
いかなくて、変な場所に変なアクセントがついてしまっていました。
左手が三度で動いていて弾きにくい〜というのもあったんですが・・・
それは指の都合ですからね。音楽の都合じゃない。
は〜ようやくわかった・・・・。
げっそり。
ここ、特訓してなかったので、楽譜にかじりついて弾いていた
んです。
そのために、ニュアンスや聴くことがおろそかになっていたんですね。
楽譜にかじりついていると、注意がそちらにいってしまうから、
全部の曲を暗譜しなくても、弾きにくいところをさらうときは
なるべく楽譜を見ないで、弾くほうに集中したほうがいいんじゃないかな、
というようなことを篠崎先生がアドバイスしてくださいました。
そう、要するに、暗譜でのぞむのは、かぎられた注意力を
音楽に、聴くことに、集中させるためなんですね。
やっぱり撃沈でしたが、非常に大きな学びがあり、楽しかったです。
今度は3楽章。がんばるぞ〜