5月末に私がお手伝いした呉暁先生の本「練習しないで上達する 導入期のピアノ指導」が音楽之友社から出版されます。2年前ぐらいにお話をいただき、ムジカノーヴァで連載をして、連載原稿に大幅に加筆したものです。
呉先生は、私と同じでチェルニーが嫌いだとこの本のなかでもはっきりおっしゃっていて、苦笑してしまうようなエピソードも載っています。そこで、生徒さんたちがチェルニーを使わずにどうやってショパンやドビュッシーが弾けるようになったのか・・・というノウハウが公開されています。
そんな呉先生の影響を受けて、ここ最近私はピアノにむかうと、初見力とテクニック練習もかねてピュイグ=ロジェ教本を譜読み、そしてドビュッシーの「夢」を練習するのが習慣にになっています。それから原稿書きの研究として今日はチェルニー60番を譜読み。ポイントは好きな曲を弾くこと、そして譜読みの力を伸ばすことなんですね。