音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

なぜか売れ続ける「21世紀へのチェルニー」

フューチャリスト宣言」の梅田さんは自分の本について感想を書いたブログを検索して読むそうですが、私も一応時々やってます。そこでわれながら驚くのが、「21世紀へのチェルニー」について、いまも「最近買って読みました」と感想を書いてくださるブロガーが少なくないこと。

 検索してたら、某巨大匿名掲示板のおけいこについて語り合う場で、チェルニーが「鶴」と略されつつ、やったほうがいいのかどうかについて激論がたたかわされ、そこで私の本も参考として登場しているんだからびっくりでした。
 
 本を出しちゃってからはチェルニーと縁のない生活を送っておりますが、自分の娘にピアノを教えはじめてみて、娘にチェルニーをやらせるか? というのを最近考えます。うーんそうだな、初見の力がバッチリついて、苦しまずに弾ける段階になって、本人が嫌がらなければ、多少飛ばしながらやらせるかな? という考えになってます。バルトークとかピュイグロジェ教本もやらせようと思ってますが。

 しかし昨今は、アップライトピアノを買わない生徒さんも増えているようですし、30番をやろうかどうか、たどり着くお子さんは今後減るいっぽうんじゃないかと。チェルニーの今後は、どっちかというと、自分で目的意識をもって練習する大人向けの手ごろなリハビリ教材として使われる方向に変化していくような気がしています。

 手の形について、それから楽譜が読めない難民問題についても、本にまとめたいと思っているんですが、現在のところ英語の勉強を優先させているのでまだまだ先になりそうです。

まあ、本を書くのは帰国してからでもできますが、英会話は今が頑張りどきなので。おかげさまで、最近は買い物に世間話、病院通いぐらいは英語でこなせるようになってきたんですよ。もうちょっと込み入った話ができるようになり、テレビや映画も余裕でわかるところまで来ればね…。絶対にいずれまとめようと思いますが、時間はかかりそうです。新刊待ってくださる方がいらっしゃったら申し訳ないですが。