音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

息子、野球部に

息子、初の野球部、仮入部。

12月に少年野球を引退してから、久しぶり、、8か月も。

同じチームだったいつものキャッチボール相手とキャッチボールしたら「コントロール悪くなってた」。

「野球部入るの?テニス部も気になるって言ってたじゃない」

「野球部にする。野球したら楽しかった」

「そっか!!」

「でも45分しか練習できないんだよ。短すぎる。アップにもならないよ」

しばらくは短縮しての活動だからね、、、

「キャッチボールとあと何したの」

「トスバッティング」

「誰がボールあげてくれたの」

「自分たちで」

「初心者さんはいないの」

「みんな少年野球チームの人だよ」

「じゃあ、少年野球みたいに粛々と練習するって感じ」

「そう」

野球は、テレビで見るのより自分でやった方が
楽しいよね。

ひとりで素振りするより

みんなで練習した方が楽しいよね。

良かったね、、、

洗濯物をこむのを忘れていたら日が短くなっていました。f:id:mimeyama:20200908195647j:image

ヤマハ横浜 ピアノ教本の見比べセミナー

ヤマハ横浜にてピアノ教本セミナー「見比べ」実施!!
フェイスシールドに換気に消毒、慣れました。

 

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少しずつ日常が戻ってきている実感があります。
やっぱり対面セミナーはやりやすいなぁ、、、
レジュメを全面改訂、
新バージョンでお送りしました。
「うなずきで首が痛くなるほど知りたかったことがたくさん」とのご感想、

ホッとしています。
ヤマハ横浜 次回は「譜読み」でお話します。
第3回 2020年10月2日(金)

訪問演奏をする方に

【本のご紹介 「NICU 命の授業」】
2018年に、斎藤守也さんの取材で、クリスマスコンサートをされるNICUに私も入らせていただきました。手を念入りに洗って、緊張しながら部屋に入ったのを覚えています。

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外は寒いけれど、部屋の中は暖かくて、自分が出産したときに入院していた感じがフラッシュバックしてきました。

私は日本でもアメリカでもトラブルなしの出産だったので、入院は日本では5日間のみ。

 

それでも喜びだけではなく、たくさんの不安や心配や苦痛を抱えながらの5日間だった事はずっと忘れないと思います。それを思い出したら、NICUにいる命の危機にある赤ちゃんとお母さんたちを見ただけで胸が張り裂けそうでした。


赤ちゃんやお母様が過ごしている部屋の隣の廊下に電子ピアノがあります。ここで、ピアノ? コンサート? 
少し抑えめの音量で演奏が始まると、お母様たちが集まってくる、病棟の中で赤ちゃんにミルクをあげていたお母様がはっとした顔で顔をあげる。ふわ〜っと何かがその場に広がるように空気が変わっていきました。少しずつピアノも元気な曲になっていきます。30分ほどの演奏のあとに、皆が、もとの自分に戻ったような表情になっていました。


音楽ってすごい、ここでコンサートってすごい、ピアノにこんな素晴らしい使い方があるなんて、、、

 

私の音楽ライター人生の中でも、強烈で、忘れられないコンサートでした。

 

このコンサートのとき、NICUで治療にあたっている豊島先生がいらっしゃいました。
豊島先生のブログは、一度拝見したらその内容に打たれ、ずっと拝読しています。




豊島先生のブログを読むと、

命の長さだけが大事なのだろうか?
毎回、考えさせられます。

 

いまNICUは、ご家族の面会も厳しく制限されている状況で、あの時取材でお伺いして中に入った経験というのが本当に貴重なものだったと改めて思っています。


豊島先生は激務の合間を縫って「命の授業」をあちこちで講演されていたのですが、今はできなくなってしまい、その代わりに記されたのがこの本です。

 

コンサートの様子が載っているからと思って拝読したのですが、まず、生きるとは生まれてくるとはどういうことなのか、先生の言葉が本当に一言一言、響きます。命の授業を聞いて、医学生や看護師を目指している学生さんたちの文章も載っています。

 

悲しみを癒すことはできないけど
それをシェアすることならできる。

 

とくに病院や介護施設などで訪問演奏をされる方には、読んで欲しい。

 

曲目をそれらしくすればいいというものではなく、その場にいる方々の気持ちに心を寄せる、その重要性に気づかせていただきました。

 

NICU命の授業: 小さな命を守る最前線の現場から

NICU命の授業: 小さな命を守る最前線の現場から

  • 作者:豊島勝昭
  • 発売日: 2020/08/19
  • メディア: 単行本
 

 

ホールのベヒシュタインで練習

ベヒシュタインのセミコンf:id:mimeyama:20200821233138j:imageがある地元の「もみじホール」で午後まるっと練習。
息子がつきあってくれました。
昨年末にステップに出て以来、久しぶりのホールでした。
フルコンじゃないのかぁとテンションが上がってない息子でしたが
ホールのサイズ的には充分なピアノでした。

弾いてみたら、バッハとかレフレールは、
ホールのピアノだとものすごくカッコ良いねと。

ここのベヒは音が柔らかくて高音が澄んだ輝きがありました。
コントロールしやすくて軽め。弾きやすい。でもペダルが重かった。

4時間はさすがに息子には長く、飽きてしまい
私が弾いているそばで宿題やゲームをやりながら待っていてくれました。

 

4時間借りて6000円でしたのて、ステップで3分弾くのと同じくらいの金額です。


まずステージで弾くのは楽しいし、無観客ライブ気分も良いし、良い音がたくさん聴ける。
いつもの曲が、違う響きになり発見がある。

 

このような練習をもっと行事やアクセント的に入れていこうと思いました。平日がチャンスですね。


ホールまでは車で、スーツケースに楽譜を15冊ぐらい、三脚を詰めて行きました。


車で良かった。
帰りにこんな話。

 

私「バッハとか、ホールで弾くとめちゃくちゃ気持ち良くない?」
息子「めちゃくちゃいい。なんでなんだろう」
私「全然うまく弾けなくてもバッハを弾いてるだけで、なんか空気まで品がいいみたいな気がする」
息子「だからピアノだとクラシックがいいんだよ」
「JPOP好きなのに、なんで弾かないの」
「JPOPはカラオケで歌うほうがいいよ。ピアノだとクラシックかジャズのほうがカッコいい」

本当、クラシックは格好良い。
うまく弾けなくても。
ホールで弾くとしみじみ感じます。

https://www.instagram.com/p/CEJsJSKJVGP/

ベヒシュタインのあるホールで息子と練習。#onyva #moriyasaito #lesfreres #bechstein #piano #pianoduo #mimeyamamoto #japan #music

 

 

譜読みのシークエンスライブ配信バックナンバー

夏休み中に勉強しようと言うことで、早めのシークエンスのライブ配信バックナンバーのお申し込みをたくさんいただいております。先日はこのようなメールをいただきましたのでご紹介させていただきます。

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2月に美芽先生にお会いして、Facebookで繋がってから、いろんな先生の投稿を見て、自分のだめさに気付きました。

この、自粛期間中、各種zoomでのオンライン講座を知ることとなり、遠くて、出向くことが難しい場所でも、受講が可能という利点。気になる講座がたくさんあるので、この機会に思いたったらやってみようと思いました。

私の教室は、近所のお子さんが多く、コンクールや音大を目指そうみたいな生徒はいません。のんびり地域貢献です。ですが、だからこそ、レッスン内で、何か習得してもらうべくレッスン展開を常に模索しております。簡単、楽しい、あら!弾けた!を味わってもらうには、レパトーリを弾くまでの先行体験として、このシークエンスは、私には大事だと思いました!やりたいこといっぱい!でも、私の頭の中が整ってない!
じっくり学びたいと思います。

また、行きたい講座に行けないのは、家事、育児、教室運営どれもこなさないと嫌なタイプなので、これを理由に逃げてました。オンラインは、その点では、私にはありがたいです。

 

 

譜読みのシークエンス ライブ配信の詳細はこちらです

https://mimeyama004.hatenablog.com/entry/2020/01/11/085654

 

 

ライティング研究会夏のズーム交流会

私が主宰するピアノの先生方のグループ、ライティング研究会で夏のzoom交流会を行いました。

 

前半は昭和20年から昭和60年位までの時期のソルフェージュ教材についてディスカッションでした。昭和40年代からリズムのソルフェージュが出てきていたり、昭和60年位から、専門教育でなく一般の子たちにもソルフェージュが普及してくると大まかな流れが改めて浮かび上がります。先生方が自宅から参加しているので、この本持ってますと言ってどんどん本棚から出してきてものすごいレアアイテムが飛び出し、それに伴い、この著者の先生の授業を受けましたとか、貴重なエピソードがあちこちから飛び出してマニアック度が炸裂していました。

昔は聴音と新曲視唱といっていたものがソルフェージュと言う言い方に変容し、それに伴い内容がどのように変質したかといったあたりももう少し詰めていきたいと思っています。

後半はブレイクアウトルームで少人数に。使っているテキストや、休み中の過ごし方や、自由なおしゃべりタイムです。欲張りな私は、3回もグループ分けを変えてシャッフル。とても楽しかったとご感想をいただきほっとしました。

2時間半もあっという間でした。また機会を見て企画していければと思っています。ご参加いただいた先生方ありがとうございました。

 

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ライティング研究会は私の本の読者またはセミナー参加者を対象にした、Facebook無料グループです。詳細はこちらをご覧ください。

 

https://ameblo.jp/mimeyama/entry-12617446907.html

国産教本のルーツ? 明治のオルガン教本

明治時代からの師範学校ではピアノだけでなく、オルガンも用いられ、国産のオルガン教則本がたくさん作られています。国産ピアノ教本のルーツとして調査中。

ピアノもオルガンも自宅に持つなど難しい時代に、師範学校に楽器を揃えて教本を作って、伴奏が弾ける先生を養成して唱歌の授業をして子どもたちに歌を教える。

なんという大プロジェクトだったのか。めまいがしてきます。お上が主導してはいたけど、皆が音楽を求めていたから現在のようになったのだろうな。

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