川上昌裕先生と、西本夏生さん。日本が誇るカプースチン弾きのピアニストふたりが、今年の秋、カプースチンの自宅を訪問してきたということで、そのお話しを聞きに行ってきました。
川上先生もブログ記事にしてくださっています。
内容は月刊ショパン1月号に掲載予定です。
おふたりともカプースチンの話になると盛り上がって、止まらないぐらい。私も取材テープを聞き返すと興奮のあまり、声が裏返っていました(汗)
川上先生とは、2000年に辻井伸行さんのインタビューに伺ったときにお会いしました。
2000-07-18 - 音楽センスを伸ばしたい
14年前ですね。当時辻井さんはまだ小学5年生。養護学校に勤務したことのあるせいか、すぐにすんなりと打ち解けてお話した記憶があります。
その後、21世紀へのチェルニーという本を書くにあたって、辻井さんがチェルニーをやったのかどうか、詳しく書くことにしました。結論からいうと、少しやってみたけれど、全部はやっていないんです。この話の取材はメールのやりとりで、川上先生には大変お世話になりました。
ショパンコンクール中継にハマる・・・ - 音楽センスを伸ばしたい!
当時私は娘が2歳で、フットワークもそれほど軽くない状態で、息も絶え絶えになりながらチェルニーの本を仕上げて出しました。この本には川上先生が辻井さんをどのように教えたのか書かせていただいています。
そしてすぐに夫のアメリカ転勤が決まり、アメリカにいっている間に、辻井さんはものすごい有名人になり、5年生のときのインタビューをムックに採録してもらったことも。↓
だから川上先生とは辻井さんの話しかしたことなかったんですが、私もジャズが好きでカプースチンは当然好きでした。ただ、アメリカに行く前はピアノをそれほど練習していなくて、自分が弾くなんて考えられなかった。アメリカにいる間に、日本から楽譜をとりよせて何冊か譜読みしましたが、難しすぎてまったく歯がたちませんでした。
アメリカから帰国して、多喜靖美先生のレッスンに通うようになり、ジャズ専門誌のジャズジャパンから、ジャズピアニストの山中千尋さんのインタビューをご依頼いただきました。
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そのとき山中さんがカプースチンを弾いていたんです。取材のために楽譜をひっぱりだしてきて真剣に読みました。
取材が終わって、なんか弾きたくなって、ちまちまと練習し、今年の春ごろから少し形になり。最近やっとテンポがあがってきた・・・半年以上かかってますね。
そんなふうにカプースチンに取り組んでいるのを見てくださったのか、ジャズジャパンの編集部が特集記事でカプースチンについて書くときに私を指名してくださいました。
そこから多喜門下の先輩ピアニストである松本あすかさんに取材。
そのとき松本さんのユニット、piaNAの相方である西本さんの存在を知りました。
西本さんのブログ
西本さんオフィシャルサイト
http://www2.furano.jp/natsuki/
そしてこの12月に、ようやく川上先生とも再会(14年ぶり)、西本さんとはジャズジャパンのカプ掲載号を送ってからフェイスブックでやりとりしていたんですが、ようやくお会いできたという。
久々とか初対面という感じがなく、とにかくカプ談義で盛り上がりまくりました。
カプレパートリーは、まだ練習曲の1番だけの私。
帰宅してから、練習曲の3番のイントロを死ぬほど練習したくなり、・・・・イントロだけ、譜読みできましたよ。
こういう感じ、マニアックっていうんですかね。
いや~テンションあがります。マニアック万歳!!!
カプースチン 8つの演奏会用エチュード 作品40 PRHYTHM EDTION
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