音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

船便発送。ダンボール180個とグランドピアノ

アメリカに来たときは108個だったんです。それが5年で180個に…。ずいぶん本も雑誌も洋服も処分したんですけど、荷物が大幅に増えていました…。

水曜日の午後からアメリカのヤマト運輸さんがベイエリアから2人来てくださいました。日本人の方に梱包していただけるなんて、贅沢で、ほんとうにほっとしました。まずはダンボールをどっさり積んだバンに乗ってきていて、トラックは明日来るんだとか。

アメリカ人の運送業者さんも一生懸命やってくださるんですが、家の中で靴を脱いでとお願いしても断られちゃうので、帰ったあとは拭き掃除で大変なんです。ましてや、「これは詰めて、これは詰めないでください」とかの指示も、まあ英語でもできなくはないんですが、日本語でできることのありがたさ…。

お皿の箱詰めがかなり難関。うちはお友達と比べても特に食器が多いほうじゃないんですが、梱包を丁寧にするので、ダンボールひとつに食器は10枚程度しか入れないんですね。担当の人がひとりかかりっきりで、初日の午後まるまるかけて、1時から6時ぐらいまで、休憩をはさんで、ようやく台所の荷造りが完了でした。初日にできたぶんのダンボールは、ガレージに積んでおいて、翌日トラックが着たら積み込みます。

お皿に比べたら、本の梱包は、本棚3つプラス雑誌のバックナンバー、あわせて1500冊ぐらいで、普通のお宅に比べたら桁違いに多いんですが、2時間ぐらいで終わっていました。

CDは数えるのが大変だったみたいで、概算でリストに記入してくださっていましたが、ざっと見ただけでも1000枚はあったみたいで。まあ、音楽ライターとしては少ないほうだとは思いますが、引越しとなるとかなりの労力が必要になることは間違いありません。

2日目は朝からの作業。最初に来てくれた2人の日本人の方は、近くのホテルに泊まっての出張だそうで。翌日は中国人がふたり、ヘルプで来て、2階の洋服や布団やおもちゃなどを一気に箱詰めしてくれました。箱ができた順に、トラックに積んでいきます。

昼ごろで箱の数が100を超えていたので、いやー私もあせりました。130個ぐらいで終わると思っていたんですが…とんでもなかったです。

グランドピアノは、船便を出す1週間前に、アメリカ人のピアノ運送専門の業者さんが2人でやってきて、足とペダルを取り外して運んでいってくれました。

本当はおみやげをいろいろ買って送りたかったのですが、子どもたちの英語の絵本、それと洋食器、ベッドカバーなどを選んでネット注文しているうちにあっという間に日がたってしまい、とてもゆっくりおみやげを買いに行く暇などなく…いや、ヒマはあったのかもしれないのですが、頭のほうが追いつかず。ハンドソープぐらいしか荷物に入れられませんでした。

あと1ヶ月ほど、がらんとした家で、最低限のお鍋と食器、風呂敷に包める程度の洋服、最低限の娘の学用品、それだけで頑張って暮らします。

あとは最後に航空便で布団と鍋類を送り、手荷物で洋服をなんとか持って帰らねば。船便が着くのが1月中旬なので、セーター類を残してあるのですが、これがかさばる・・・・。

おそらく、スーツケースとダンボールどっさり、さらには巨大な手荷物にあれこれぶらさげて、まさに引越しなんですーみたいな状態で飛行機に乗るしかないんだろうなあ。

そういうわけで、チョコレートだの、ナッツだの、いつもの一時帰国ではスーツケースに入れて持って帰っていたかさばるおみやげは、まったく持って帰れない可能性が大です。関係各位の方々ごめんなさい!!!

とりあえず船便を出して、まだぼーっとしています。

水、木、とぽかぽか陽気でお天気に恵まれた引越しでしたが、金曜日の今日になって急に冷え込んで大雨になりました。サクラメントは、11月の上旬までは半そででもいいぐらいの日があるのですが、これから12月にかけて、急に寒くなって、雨の日が増えて、冷え込んできます。東京だったら、こういう季節の変わり目は、9月下旬から10月ぐらいでしょうか。

ちょうどアメリカ出発まで残り1ヶ月。無事に駐在生活を終えられるようそろそろラストスパートです。