音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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ザ・スクェアとカシオペアのコンサート!!!(5)

アンコールでは「ASAYAKE」と「TRUTH」が演奏されました。
どっちの曲でも「えい!えい!」とこぶしをふりあげていたわけですが、
お客さんを見る限り
「こっちはカシオペアファン、こっちはスクェアファン」っていう感じじゃ
なくて、「一番好きなのはどっちかだけど、もう一方も聴く」という人が
多いんじゃないかと思いました。

それにしても、ふたつのバンドのツアーダイジェスト版に、
クオリティの高いスペシャルセッションがたっぷり聴けて、
7時に開演して10時過ぎまで、3時間以上の濃密なステージ。
必死になって駆けつけた甲斐があったな〜という気がします。

客席をみると、お客さんは30代から40代が中心のように思いました。
自分を含めてですが、この年代は、圧倒的に時間がない。
仕事や家庭で責任が重くなっていて、コンサートに
でかけるための段取りをつけるのは、一苦労のはず。
少々チケットは高めでも(何万もするのはキビシイですが)
絶対に「行ってよかった」と思えるスペシャルなステージを
数少なく、狙って出かける・・・というパターンがフィットして
いるような気がします。

そういう意味でも、今回のステージはとっても満足度の高いものでした。
23日の公演はDVDの収録が入るそうですが、ほんとにほんとに今から
観るのが楽しみで仕方ありません。何度も見直しちゃいそう。

欲をいえば、則竹・須藤のリズムセクション
ドミノ・ラインの「ドミノ倒し」をやってほしかったとか(爆)、
伊東・向谷のデュオなんか聴いてみたかった、とか、
鳴瀬さんのテナーベースで安藤さんの「プレイ・フォー・ユー」みたいな
ラブリーな曲を弾いてほしかった、等々きりがありません。
このバンドの組み合わせ、
もっともっといろいろな企画がありえると思うんですよね。
今回限りにしないで、来年もやってくれないかなー。

なんといってもザ・スクェアとカシオペアのツアーとプラスアルファが
いっぺんに聴けるのは、ありがたい!!! の一言に尽きます。

則竹さんと神保さんのオフィシャルサイトでは「ふたりでユニット結成!?」
などという話が早くも持ち上がっているようですし、ミュージシャンの
皆様にとっても、充実したツアーだったのかな、なんて思うと
ますますうれしくなってくるのでした。