読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

出版記念パーティーのご報告

「自分の音、聴いてる?」

[(緒方ヤヨイ先生、お写真ありがとうございました)

遅くなりましたが、12月16日に「自分の音、聴いてる?」の出版記念でランチ会を開催しましたので、ご報告です。会場は新宿の小田急センチュリーサザンタワーにある日本料理「ほり川」。個室をとりました。

メルマガやフェイスブックでお知らせしたり、直接お声をかけたりして、10名の方にお集まりいただきました。昨年6月に春秋社の編集者、黒田さんからメールをいただいて、本格的に書き始めたわけですが、そのころから今まで、ずっと会うごとに「本を楽しみにしています」と励ましていただき、「これってどうなんですか?」と投げかければ、ツイッターフェイスブックでコメントをいただきました。

執筆中、2回もぎっくり腰になったり、風邪で家族全員が順番に寝込んだり、夏休みで子どもたちが家にいて集中できず原稿がストップしてしまい、藤拓弘先生の「ピアノ講師の仕事術」を読み、一大決心をして朝、4時起きで原稿をかいたり、ここがダメだと判断してどさっと何十枚かボツにして気落ちしたり、まあいろいろありました。それを励ましてくだった方々です。

どんなふうに本をまとめたのか、私のほうからご挨拶をさせていただき、参加の方々からもひとことずつおことばを頂戴しました。

日ごろライターって、原稿書いて、必死に提出して、あとでできあがった本や雑誌を見て、…それで終わりなんです。単行本でさえも、「出ました」・・・それで終わり。何年かけて頑張ろうが、実物ができて、それで、終わり。そういうものなのです。でもこれだと、自分の書いたことが、どこまで読者に伝わっているのか、まったく実感がもてない。手ごたえがないまま、次の本を書き続けるモチベーションを維持するというのはけっこうしんどいものです。アメリカにいるときはできなかったからこそ、今回は、日本にせっかくいるのだし、読者である応援してくださった方々と、直接お会いして、「できました!」とご報告をしたかったのです。
ただ、本は、この日にようやく間に合った状態で、ご感想はいただけなかったわけですが、それでも、これまで私が書いたものについて、いかにご自分の視点に影響を受けてきたか、ひとりひとりが語ってくださいました。そんなことは・・・15年のライター生活でも初めてでした。信じられない気持ちでした。冷静に考えれば、そうやって深く読み込んで共感してくださる方がいたからこそ本がこれまでそこそこ売れ、仕事がいただけてきたんですけどね。原稿が読者の心に届く瞬間は、私が目に見る機会はまずありません。でも、今回、集まっていただいて、ひとことずついただいたことで、私の書いたものが、それぞれの方の心にちゃんと届いていたのだと、確信することができました。



(池田敦子先生、お写真ありがとうございます)
この日は、春秋社の元編集者で、在職中、私に「本を書きませんか」と声をかけてくださった黒田篤志さんも来てくださいました。黒田さんのお話は、さすがに老舗出版社勤務で鍛えられただけのことはあり、すばらしい日本語で、「私も日本語頑張る!!」と初めてお会いしたとき感動したものでした。現在は退社して、栃木県小山市でピアノ教室"Lento"を開いていらっしゃいます。黒田さんが退社ときいたとき、私は「うわぁあもしかして春秋社もリストラなのかしら!? もしかして会社の経営が…? うわぁああ書きかけの原稿どうしよう」と、大変早とちりに一瞬考えてしまったのですよ。だって、立東社倒産、スイングジャーナル社倒産、2度も大事な雑誌の倒産を経験しているんですもの。早とちりな私は黒田さんの身の上を心配し、お電話したところ、ピアノ教室を開くためにご自分で退社と聞き、「なんだ、リストラでもなかったし経営もなんの問題もなかったのね」と、勝手に胸をなでおろしていました。いまだから笑えますし、ジャズ系の雑誌と春秋社は違いますよとご指摘を受けてしまいそうですが、あのときは青くなりましたね。最悪の事態を想像する力だけが異様に発達していたのかもしれません。これぞ杞憂というものでした。今回の私の本を編集してくださった高梨さんは、黒田さんの上司にあたる方で、きっちり仕事をひきついで実に的確なアドバイスをくださり、出版までこぎつけてくださいました。

やはり実際にお会いして、直接ことばを交わす機会は、エネルギーを与えてくれます。「私はここが足りない、もっと文献読みたい。CDも聴きたい。ピアノも練習したい。英語ももっと勉強したい」と、この会のあと、猛烈に勉強モードに入っております。

参加くださったみなさま、そして、当日はいらしていなくても執筆を応援くださったみなさま、ありがとうございました。また、メルマガ読者のみなさんと、ランチ会と称してあれこれお話ししたいと思っています。ぜひメルマガのほう登録、ご覧になってみてください。