本日(2012年12月25日)、版元の春秋社さんが、読売新聞の一面に広告を出してくださいました。
ブロガーのピアノの先生方も、次々に感想を書いてくださり、ご好評をいただいています。
池田敦子先生 http://www.perle-piano.net/blog/?p=30528#comments
藤 拓弘先生 http://lilamusica.blog.so-net.ne.jp/2012-12-22
萩本亜矢先生 http://himkisarazu55.blog66.fc2.com/blog-entry-252.html
安藤敦子先生 http://ameblo.jp/rabi-2007/entry-11435872857.html
保科陽子先生 http://plaza.rakuten.co.jp/coachinglesson/diary/201212280009
えれっぴ先生 http://ameblo.jp/fuyukopiano/entry-11444389037.html
鍵盤うさぎ様 http://www.kenbanusagi.com/
まっみ先生
http://blog.goo.ne.jp/mammifff/e/e9ab38b61b21fdfc6e558c9596c830aa?fm=rss
工藤和代先生http://blog.k-piano.com/?eid=429
さきほどは、担当編集者の高梨さんよりメールにて、東川清一先生が「すばらしく、よく書けている。今後も、『正しい』音楽教育のありようを伝えてほしい」と、ほめてくださったとのことでした。
亀井幸先生 http://blog.livedoor.jp/laecheln_428/
最近、どうも、東京学芸大学の音楽科でお世話になった音楽学の東川清一先生、音楽教育学の河口道朗先生のことを思い出すのです。
東川先生は「シャープはシ、フラットはファ」、河口先生は「けしからん!」と繰り返していらしたのを、今でも覚えています。
東川先生は旋法について解説してくださり、河口先生は、…最近の学生はけしからん! といって眉をひそめていたこともおありでしたが、論文の記述に対して「けしからん」といっていることもあれば、飲み会の席で「それは、けしからんな〜」とほろ酔いでつぶやいていることもあり、とにかく、今になると、批判的思考が骨の髄まで徹底していたんだなとわかります。
私は知識の量でいえば、もちろん原稿を書くために膨大な取材はしていますが、それでも、各分野の専門家を凌駕するところまでは、なかなか。では、何で勝負しているかというと、鋭い視点を持つことしかないかな。
鋭い視点というと、偉そうですが「どうなのよ、これ?」と、批判的、客観的に検討することであるとか、
「だから何?」と事実の羅列に終わることなく、考察をすることとか、
当たり前のことではありますが、先行研究をひとおとり概観してから自分の研究をスタートすべきであるとか、
そうした基本的な視点は、やはり、東川先生や、河口先生が、授業のときに話していたり、お書きになったものを読みながら身につけたのかなと、いまさらながら思います。
それと、教育における理論と実践をどこまで融合させられるかという、教育学における永遠の課題ですね。
頭でっかちに理想論でも役立たないし、反省や組み立てや客観性のないその場で終わりの実践には進歩がない。
どれも高い理想であって、まだまだ実現しきれていませんが、そういうのが良いよね、という考え方を大学時代に学べたのは、よかったなと思っています。これらの考え方、読者の皆様に、ぜひシェアしていきたいです。
- 作者: 山本美芽
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2012/12/20
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