夫の夏休みに合わせて、伊豆の河津町にある今井浜海岸にでかけてきました。
海は遠浅で、大人のひざぐらいの深さでも波に流されるぐらい、いい波が来ていて、水もきれいです。ビーチの脇には岩場もあります。早朝や夕方には、サーファーがサーフィンをしていました。
真っ白な砂浜に青い空、エメラルドグリーンの海だったハワイや沖縄、カリブ海。それと比べると、伊豆のビーチは、砂は灰色で海の色も緑からグレーがかっていて、空も雲が多い。色合いに華やかさはありませんが、この地味な感じに立派な松や竹林などが、渋くて実に風情がありました。
今回は、旅館「今井壮」に泊まりました。昭和9年創業天皇陛下も泊まったことがあるという旅館だけあって、ビーチのまん前の一番いい場所に建っており、部屋も全室オーシャンビュー。エレベーターを降りたら、1分もかからず浜に出られます。海から上がったら、庭に浮き輪を干して、そのまま温泉に直行!! 露天風呂から海が見えます。つるつるになるナトリウム系の温泉。手あれがすっかり良くなりました。
部屋でご飯をいただき、うろちょろする子どもたちの挙動に気づかれすることもなく、おなかがいっぱいになって動けなくなってそのまま爆睡(歯磨きだけ頑張りましたが)。
海のそばで食べるお刺身の、身のしまった歯ごたえ! 娘は、さざえやあわびなど、海ならではの貝のお刺身の味がはじめてわかったようで、目を丸くして「おいしい!!」と食べていました。
温泉っていいねー、日本っていいねー、日本に帰ってこれてよかったねーと、しみじみ。でも、こんなにいいものなのに、温泉旅館というのは、日本以外には存在しないんですよね。大浴場で知らない人と一緒に裸になってお風呂に入ることは、たとえばアメリカ人にはありえないでしょう。
これからはグローバル化の時代。英語ができることも大事ですが、温泉もなく、日本食も刺身も食べられない場所に住んで、何年間もビジネスを続けるタフさもなければ困るでしょう。
しかし、こうやって今回のんびりしちゃうと、温泉がない外国に住むのは、ちょっとなあ、と思ってしまうのが正直なところ。まあ、住めば住んだで慣れるんでしょうけれど。
キンドルやipod、読みかけの本などいろいろ持っていったのですが、なにひとつ触れることなく帰ってきました。海に入り温泉に入り、ご飯を食べ、だらだらとテレビを見たり新聞を読む、それだけで時間が過ぎてしまいました。
いつもは「つまんない」と思っていたテレビのバラエティー番組が、家族と一緒に見ながら妙に面白く思えて、大笑いしてしまったりして。普段つまらなく思えるのは、私の頭が仕事モードから解除されていないからなのかな??
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