音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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渡辺貞夫がサンフランシスコのYoshi'sにやってきた!その1

ベイシーズ・アット・ナイト
ベイシーズ・アット・ナイト
渡辺貞夫,小野塚晃,納浩一,石川雅春,ンジャセ・ニャン

 ちょっと報告が遅くなりましたが、9月7日の日曜日、渡辺貞夫さんがサンフランシスコまで来てライブをやってくれたので行ってきました。
 
 わたしにとっては昨年11月以来ひっさびさのライブ鑑賞!! 7ヶ月の息子はどうするのか等々、着席するまでにはかなりの障害がたちはだかっておりましたが、それでもどうしても行きたかったのは、ピアノの小野塚晃さんにギターの梶原順さん、ドラムの石川雅春さん、ベースのコモブチキイチロウさん…ほとんど日本のフュージョンのスタープレイヤーが、バックを固めていると知ったから。目黒のブルースアレイで、六本木のSTBで、どれだけ彼らの演奏に夢中になり、取材でお会いしては心を込めて原稿を書いたことでしょうか。
 
 小野塚さんの生のピアノなんて、日本に帰国するまであと何年もお預けだと思っていたのですが…サンフランシスコまで来てくれるなんて!!!! 全日空がスポンサーについたので、日本人メンバーがみんな来れたんだそうです。ANA万歳!!!!

 Yoshi'Sのチラシには、貞夫さんはレジェンダリーなプレイヤーで…と説明がありました。伝説って便利な言葉だし、有名で活動が長くて凄いっていうことは伝わるんだけど、何かいまいち本質がピンとこない言葉だよなぁとずっと考えていた私。

 お客さんは日本人が多めでしたが、アメリカ人のほうが多かったです。在米40年ぐらいたっていると思われる年配の日本人女性の団体も来ていました。おばさま達の若き日のアイドルがナベサダさんだったのかしら。私もあと20年ぐらいしたら、あんなふうになるのかな。

 貞夫さんのサックスの音は、とても暖かくて、ちょっとクラリネットみたいな響き。あの音でメロディを朗々と吹かれると、気がつくと心の中でいっしょに歌っている自分がいます。もちろん凄い技術をお持ちなんだろうけれど、あんまりテクニックひけらかし系のことはなさらないですね。

2につづきます。

貞夫さんご自身のレポートです。
http://www.sadao.com/episode/003.html