ボストン美術館の地下にあるカフェテリアで簡単なお昼を食べてから、タクシーでボストンコモンに移動しました。
どこを通ってもれんが作りの建物ばかり。すると、Barklee Collage of Music と書かれた建物の前を通り過ぎました。
えええええー!??? 今の、もしかして、バークリー音楽院!??? ご存知の方も多いと思いますが、渡辺貞夫さん、穐吉敏子、小曽根真、上原ひろみ…と、日本のジャズ界を中心とする人々の多くがここの卒業生です。たった1日しかないボストン滞在なのであきらめていたのですが、偶然前を通れるとは!!
日本の音大というのはある程度の敷地も必要ですし、繁華街から遠く離れた郊外にあるのがほとんどです。例外は池袋から歩ける東京音大ぐらいでしょうか。でも、バークリーは、ボストンの繁華街…ではないけれど、町の真ん中にありました。だって私の行きつけの洋服屋さんのアンソロポロジーが、バークリーを過ぎたちょっと先にあったんですもの。若者が集まるお店がいっぱいあるようなエリアのすぐ近くのようでした。キャンパスというよりは、ビルといったほうがいいような感じなんですね。
ウェブを見ていたら、今はバークリーのオンラインコースっていうのがあるんですね!!
Barklee keyboard Method か、いいなあ。コード進行について詳しく勉強するみたいです。12週間で単位つきだと1295ドル!? お、お値段もハイレベルですね。でも、留学することを思えば安いかも。いずれチャレンジしてみたいな。
バークリーとアンソロの住所を見たら、どっちもBoylston St.だったので、そこの前を通っていたのでしょう。
学校のステイタスや教授陣の素晴らしさは知っていましたけれど、ボストン自体がすばらしい美術館もあり、レンガ造りの歴史ある町並みに、ボストンシンフォニーもあればライブハウスもたくさんあり、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学といった超名門大学をはじめとする大学もたくさんあり若者が多く…。
ちゃんとした留学は無理でも、3ヶ月だけでもいいから、大学生のころにボストンに来て勉強したり、街をよく見ておけばよかったなあー。
もし大学生のころにボストンがこういう場所だと知っていたら、何がなんでも、どんなことをしてでも、行ったのになあ。
たった1日のボストン滞在でしたが、いればいるほど街に魅了されてしまい、なぜもっと早くに来なかったのか悔やまれてきます。でも落ち着いて考えれば、やはり、この日もとにかく無理に無理を重ねてしぼりだしたわずか1日の滞在。頑張ってここまで来て、正解でした。
いつかまた、ゆっくりとボストンに来たいものです。