音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

トリプルお祝いの春

今日は椿山荘で両親の金婚式のお祝いでした。

私たちは結婚式も椿山荘でしたが

3月に来たのは初めて。

 

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娘の合格祝いも、そして
私もちょうど誕生日でしたので
お祝いしてもらいました。

 

気持ちもあらたに、お役に立てるように
精進します。これからもご指導ご鞭撻、
忌憚のないご意見をお寄せください。

 

イルテアトロ ランチコース

 

すごく良かったです。

 

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デザートは10種類から選んで良いといわれ
全部でもいいというので
「全部でお願いします‼︎」
(爆)

 

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もちろん完食です。

初の伊藤楽器松戸セミナー

教本セミナー歴史と特徴

松戸の伊藤楽器さまに伺いました。f:id:mimeyama:20180315225921j:image

 

 

全体写真は撮り忘れてしまいましたが

終わってからサイン会(笑)あとに写真。

みなさん集中して聞いてくださったので

休憩なしで一気に喋りました。

 

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ランチ会もみなさん参加いただき感謝です。

暖かくて勉強熱心、みなさんステキな先生方でした。f:id:mimeyama:20180315225953j:image

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ピザが美味しかった!!

 

松戸へは相模原から2時間。

名古屋よりは近いです!

 

明日はライティング研究会のライブ配信セミナー。

頑張ります。

喋りますよ。

 

 

 

今年は九州行きます‼︎

島村楽器の教本セミナーツアー、

今年は九州に伺います。

九州、行ったことがないんです。初めて。

4月は福岡

5月は、鹿児島と宮崎。

 

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最近ではマイプロジェクター持参で譜例をお見せしながら話しています。

 

 

今日は松戸の伊藤楽器さまに伺います!

 

ピアノ教本ガイドブック 生徒を生かすレッスンのために

ピアノ教本ガイドブック 生徒を生かすレッスンのために

 

 

 

小曽根、東フィル、バッティストー二「コンチェルトフォーマイセルフ」

バッティストー二東フィルと小曽根さんのグルダ「コンチェルトフォーマイセルフ」

オーチャードホール
聴いてきました。
安心して聴ける面白い演奏でホッとしました。


3楽章は全部即興して、という楽譜なんですね。
Fシャープではじまって終わるという指示。
内部奏法にマレット使って
クラスターも入れて、
それにきれいなフレーズを組み合わせていました。


しかしやっぱり、モーツァルトとジャズを行ったりきたりするみたいな曲で

面白いんだけど、作品として完成度やオリジナリティを評価していいのかは、

よくわからないというのが正直な感想です。

バーンスタインの不安の時代に先日感動したので

どうしても比較してしまうのかも。

 

よくこの曲を定期演奏会で取り上げたなぁ。

お客さんもかなり満席に近かったし。
恐れ入りました。f:id:mimeyama:20180311203455j:image

斎藤守也さんのピアノソロ楽譜


Moriya Saito "OROSHI"

先日ヤマハホールでレフレール兄、斎藤守也さんの演奏を聴き、

その後、去年出たソロピアノアルバムと、その全曲を収録した楽譜を入手。

なにげなく聴いてみたら

なんか弾いてみたいなと思う曲がいくつかあって

弾き始めたら、なんだか目の色が変わって夢中でピアノを毎日弾いて

ピアノが弾けない時間は必死に音源を聴いて耳コピして譜読みしています。

 

手始めに弾いてみたのが「CHASE」。

トッカータ系の16分音符がずっとタカタカしてる曲です。

バッハのプレリュードのようでもあり、ベートーヴェンの月光ソナタ3楽章のようでもある。

 

左手は、「レレドレ」を繰り返します。

ジャズっぽいモードやコードを、ワイルドに右手で鳴らしながら

左手がほぼ休みなく突っ走る。

革命のエチュードの現代版かな。

この左手のレレドレが最初、2ページ弾いたら疲れちゃってギブアップでしたが、

力を入れないようにしたら、最後まで通せるようになりました。

弾いていて響きが気持ちいいのです。

グリッサンドもいっぱい入っていて、これが難しいのだけれど

決まるとワイルドでものすごく格好いい。

 

そして、左手がピアノの低音をぐわんぐわんと鳴らして作る16ビートのグルーブが

なんともいえない陶酔感をかもしだし。

そこに辛口の右手の和音がバシバシバシっと入る。

スカッとするなー。

とにかく前に進むエネルギーみたいなものが弾いていると沸いてきます。

 

こうやって弾いてみてから守也さんのアルバムを聴きなおすと

左手のレレドレのパターンが、まるでいいドラマーとベーシストが組んだリズムセクションみたいなんですよね。グルーブがすごくて低音の鳴りが気持ちよくて。ピアノでこんな音が出せたんだという驚き。

 

仕事柄、コンポーザーピアニストの楽譜はほとんど買って弾いてみているのですが

なぜか普段は練習する気が起きない。

なぜか今回は練習する気になったんです。珍しく。

 

おそらく守也さんの曲には、クラシック的な構築美があるから、ピンときたのかなとか

漠然と考えています。

 

今日は「FLOW」を譜読みしてみました。

こちらは、最初2ページはゆったりとしていて、その後細かい16分音符のアルペジオで畳みかけるように怒涛のようにハーモニーが展開していきます。左手がシンコペーションを入れた独特の伴奏パターンになっていて、これが右手とパズルのように合わさってものすごくきれい。

いかにも悲しい、という曲ではないけれど、

自分ではどうしようもないことに対して心が揺れる。

その揺れ動きを感じる曲です。

ねんじゅう私なんて「くよくよしても無駄だから切り替える」だのいってますけど

人間なので、くよくよするのは当然。

くよくよを昇華したらこんなすごい曲になるのかなぁとか。

くよくよ、とかいう表現も失礼ですけど、

この曲を弾いているあいだ、聴いている間だけは思う存分くよくよしていいんじゃないかという気になります。すごく大事な時間。

 

最初聴いたときよりも、弾いているうちにどんどんその世界にはまって行ってしまう。

ひさしぶりにこんな経験をしています。

 

MONOLOGUE

MONOLOGUE

 
ピアノソロ 斎藤守也(from レ・フレール)『MONOLOGUE』

ピアノソロ 斎藤守也(from レ・フレール)『MONOLOGUE』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南大沢島村楽器

ごじょ島村楽器 南大沢店
こんな感じでプロジェクター!
リモコンでポチポチしながら
バシバシ喋りました!f:id:mimeyama:20180308202657j:image

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今年はプロジェクター持ち歩いて使いこなしてセミナーできるようになります。九州も北海道もスースケースに入れて持っていきますよ。あ、楽器店さんにあればお借りしますけど。バージョンアップしますんで。各地の楽器店さんには看板娘みたいな素敵なお店の方がいらっしゃって、お会いするのも楽しみなんですが、南大沢には大東さんという素敵なご担当者様がいらっしゃるんです。f:id:mimeyama:20180308202416j:imagef:id:mimeyama:20180308202422j:imagef:id:mimeyama:20180308202425j:image

ご準備ありがとうございました‼︎

 

 

セミナースケジュール

https://mimeyama.jimdo.com/セミナー/

 

 

惰性と伝統

伝統と惰性の違いって結構難しい。


日本では組体操とか部活とか町内会とかPTAとか、どうなの?と思うことが惰性で続いています。

 

諸外国ではすごい勢いで削減されている小学校の音楽の時間がきちんと残っているのとか、中国から伝わって日本では雅楽が保存されて中國では滅びて、ドイツからアメリカを経て日本に持ち込まれたバイエルがいまだに根強く愛用されているけれどアメリカやドイツでは使われていなくなっている。

 

どこまでが伝統でどこまでが惰性なのか。

 

自分に都合が悪い居心地が悪いものは惰性、都合がいいものは伝統と思いたいのかもしれません。

 

惰性なのか伝統なのかわからないけど変化しないで保存するのが日本では得意みたい。

 

とかいいながらも、会社の飲み会っていうカルチャーやら専業主婦が標準という話なんかはずいぶん変わってしまったし、子供の歌はいますごい勢いで伝承が途絶えつつあるんですけどね。

 

とりあえず生徒さんにレッスンするにあたって教材を選ぶときにこれは惰性なのか伝統なのかは頭をまっさらに先入観とっぱらって考えないといけないと思っています。