3月3日はラヴェルのお誕生日。
一番好きな作曲家ののひとりがラヴェル。曲を弾くの大変なのでうんざりするのと、好きすぎて若いころにずっと聞いていてもう覚えちゃっていて飽きてしまったので、最近あまり弾いたり聴いたりしていません。でも好き。
あのハーモニーと古典的なキリっとした美しさと、夢のような響き、ときどきブチ切れて荒れ狂ったり、ワッと盛り上がるところとか好き。
昔は、夜のガスパールのスカルボが弾けるようになりたかったんですが、もう、いまは大変だし誰か弾いてくれればいいです。
水の戯れやクープランの墓のトッカータは大学時代に必死に練習して当時は弾けたのですが、ごぶさたしております状態。ほかもめぼしい曲はだいたい手を付けて難しいし大変だからいいやとほったらかし。・・・残りの人生であと何曲かはちゃんと通せるようになりたいな。
銀座の山野楽器さんのジャムスポットといえば
憧れのアーティストさん達のイベントに伺う場所。
多喜先生の門下なので
私も銀座支部に入っている関係で、
お話をいただきました。
普段どおり頑張ります。
お近くの方、良かったらいらしてください。
本日譜読みのホームセミナーでした。譜読みの歴史について、グイード、ペトルッチ、ルター、ペスタロッチ、ギャランの数字譜、トニックソルファ、小学唱歌集、尋常小学唱歌、芸能科音楽、戦後の学習指導要領、
パリ音楽院のソルフェージュ、戦後アメリカのピアノ教本の譜読みを
一気に概観しました。
キーワードは大衆の啓蒙。
どりーむがなぜどりーむなのかスッキリわかったとのご感想をいただきました。
来週火曜日の皆様、ライブ配信受講の皆様お楽しみに！
敦子先生お手製のチーズケーキ、甘さ控え目で美味しかったです。
内田敦子先生ご感想記事こちら
https://www.hummingbird-piano.com/2018/03/01/ホームセミナー-第2回-譜読みの歴史/
昨日レフレールのコンサートでお隣の女性二人連れ、会場にたどり着くだけでとてもお疲れの様子。座るのもしんどそうでヤマハホールの高級椅子にだらんと体をあずけて開演を待っていました。
途中寝てないかなと思ったら寝ていない。
中盤「おおっ」「すっごーい」「やっぱり音が違うわね」とささやきあい、テンション上昇。
終盤手拍子タイムになると私よりすごい勢いで手拍子。
頬が紅潮して目がキラキラ。
アンコールが終わると
「もう終わりなの？」と不満げながらもサッと
「楽しかった～」「あれ買うんでしょ、並ばなきゃ」
と別人のように機敏に立ち上がり去っていきました。
始まる前より１５歳ぐらい若く見えました。
音楽ってすごいな。
本物のアーティストにはこういう力がある。
これまで私もたくさんコンサートに行ったけど、隣に座った人にこう思われていたのかも。
花屋さんにチューリップが並ぶその前に、
赤ちゃんを抱っこした若いお母さんがじっと立っています。
すれ違いざまに「咲いた、咲いた、チューリップの花が」お母さんの小さな優しい歌声が聞こえてきました。
チューリップを見ながら、赤ちゃんに歌ってあげていたのでした。
赤ちゃんはじっとして、目を見開いていました。
