パリの香り、夢みるピアノ―パリ音楽院と原智恵子に学んで
中井 正子, 山本 美芽
ドビュッシーのスペシャリストとして活躍しているピアニストの中井正子先生のインタビューを発見しました。
http://www.piano.or.jp/blog/seminarnews/2007/04/22.html
インタビュー中の「日本で出版されているドビュッシーの楽譜は、音の誤りなどが驚くほど多く残っています」という文章は衝撃的です。
私もいくつか中井先生ご自身から、どこがどう違うのかを教えていただきましたが、ほんとうに音が違うんですよね。
楽譜に書いてある音が間違っているだんなんて、昔は考えたこともなかったです。でも、実際は、楽譜をつくるのは人間。音の書き間違い、勘違い、そうした間違いの放置などが、起こらないほうが不思議です。
自筆譜などにいちいち当たる時間などとれない普通の音楽ファンは、結局、こうしたインタビューなどを頼りに「たぶんこの人の話が正しそうだ」と自分の勘を頼りにしていくしかない面もありますね。