単行本の取材で、数年前ニフティのフォーラムで知り合った方に、思い切ってメールを送ってみたら、通じたのでほっとしました。彼女は、レッスンで曲はほとんどやらせてもらえず、チェルニーを中心にやって、五十番まで終わっているのです。でも、いわゆる「曲」は、ソナタやソナチネ程度。五十番を練習していたころ、当然やっていてもおかしくないのに、ショパンを一度もやらせてもらえなかった。いったいどうしてこんなことになってしまったのか・・・彼女はチェルニーさえやっておけば大丈夫、という固定観念の犠牲者です。こういう事例があることを、絶対いろんな人に知ってほしいなと思います。
