音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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雨の野音@ザ・スクェア(2)

これが仕事抜きで観にいっているのなら、まだよかったんですが
一応レポートを頼まれてたんですね。
だけど、こんな状況でメモなんかできないっちゅーの(爆)!!
とは思いつつ、濡れた紙に必死にボールペンでメモをとり…しかし
そのうち筆記不能になっちゃいました。だめだこりゃ〜。

さらに、ふとステージ上をみれば、客席に近いところ1メートル幅ぐらい?に
ものすごい水たまりができちゃっているのです。
和泉さんのグランドピアノに、則竹さんのドラムは、湿気が大敵の
木でできた楽器なのに…!!! それに、ギターやEWIやベースだって
いっぱいコードをつないでるんだから、水たまりやら、雨が当たったり
したら、音が出なくなっちゃう危険はないのかしら!? 等々、ハラハラ
しました。
だけど、「おおっ!!」と思うようなプレイが、出るわ出るわ…って
詳細はこれから原稿に書くんでした。そう、とにかくあの雨なのに
目だった機材のトラブルがなかったんですよ。(って私が雨対策で
ガサゴソやってて気がついてないだけだったらどうしようって心配
なんですが) 
いや、観てるほうも大変でしたけど
あの状態で、お客さんのテンションを盛り上げる演奏をしたスクェアの
みなさんは、さすがだと思います。
後半にライヴが盛り上がってくると、もう濡れてもいいや〜! 
みたいな妙な開き直りで、立ってノリノリに踊りながら聴いてました(笑)。
アンコールに演奏された「ハーツ」、このときに
観客みんなで黄色く光るスティックを持って、ゆったりと揺らしながら
聴いたのが、なんだか非常に印象に残っています。

野音で雨に降られたことはこれまで2回ほどあったような気がしますが、
今回はこれまでで最も雨足が強く、あともうちょっと風が出たり雨が
強まったら、コンサート続行はできないんじゃないかという状態だったんじゃ
ないかと思います。ぎりぎりのところで、しんどかったけど素晴らしい
演奏が聴けたこと…いろんな意味で、忘れられないライヴになった
かも。とにかく、好きじゃなきゃ、やってられないですよね、あれは。