そうそう。新作から須藤さんの「ジ・エンド・オブ・サマー」も良かった!!
フレットレスベースでメロディが弾かれて、その音の感触がすごく優しくて
包容力があって。途中で安藤さんがおもむろにギターを持ち替えていて、
お〜っとそうだ! 転調してエレキギターのソロが炸裂するんだった!!
このソロがまたカッコよくて(涙)。さらに最後に則竹さんの長めの
フィルが入って、これがまた、なにかこう、内臓にどどどどーんと
エネルギーが飛んでくるかのような、すごい集中力があって。
今回、安藤さんと伊東さんだけのスクェアとか、各人のソロ活動を
沢山聴かせてもらって、さらにこのメンバーで集まった演奏を
聴いたことになります。
たとえば則竹さんは、いろんなセッションでは、もっとジャズっぽく
インタープレイが面白かったり、すごく繊細で息を飲むようなことを
いっぱいしていたり…、そういう面に関しては、
見せ場自体が少なかったかもしれません。だって、8ビート中心なんです
もんね。とはいえ、小技っぽくあちこちで、そういう要素は聴けたので
思わずニヤリとしましたが。
他のメンバーにしても、もっともっといろんな素敵な面が
あるのに、スクェアというフォーマットにはまると、
本当にその中の一面だけしか出せなくなっちゃうことはある。
だけど、逆にいえば、それはすごく贅沢なことじゃないかな、
という気もします。
いつもいつもこの5人でスクェアとしてのみ活動していくのは、
やっぱりもう難しいのかもしれない(当たり前か)。
だけど、時々集まるぶんには、やっぱり
いいんじゃないかな〜。それが正直な感想です。