ん〜聴いた感じ、なんというか、香津美さんがいらっしゃるせいもあるけれど、ステップス・アヘッドの「スモーキン・イン・ザ・ピット」とかが思い浮かんでしまったんですよね。これ、この日演奏された「サラズ・タッチ」とかが入っている、香津美さんも参加してる名盤なんですが。
ジャズとフュージョンの中間系という雰囲気といえばいいのか。すごく実験的で、不安定さが魅力で、でも、キレイで繊細。それでいていて、アヴァンギャルド。
そこに香津美さんの、あの強烈に存在感のあるギターがドドーンと絡んでいらっしゃるので、すごーく新鮮でした。
本編ラストは12拍子？ にアレンジされた「スペイン」！！！！ いや〜盛り上がりましたね。コモブチさんのラテンフレイバーたっぷりのベースに、松本さんのクールできらきらしたエレピが超ナイスな組み合わせでした。
アンコールは「テル・ミー・ア・ベッドタイム・ストーリー」。聞き慣れているせいか、この曲が一番心に残ったかなあ。帰りの電車で頭に浮かんでくるのは、この曲のメロディーでありました。
則竹さんは、ふだんいろんなところに呼ばれて叩くことが多くて、私もそれをたくさん聴いているわけです。こんなふうに、「自分のやりたい曲」を選んで自分でライヴをやるっていうのは、本当にこれまで数回しかなかった。という事情もあって、「へーーこんな曲が好きなんだぁ」と、新鮮でした。
マンスリーライヴってことで、これから毎月ライヴがあるのだそうです。ゲストは月替わり。
この３人が今後どんなふうになっていくのか、楽しみだなあ。
