音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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角松敏生のライヴ初体験。

行ってきました、東京国際フォーラム
5000人ですよ5000人。武道館の半分ですからねぇ。
ホールなんだけど、野球場の一部を切り取ったみたいな感じですね。

ステージ上のミュージシャンも15人ぐらいいて、いろんなコーナーもあって、
なんというか、豪華絢爛、めちゃくちゃ、濃い・・。

しかも、角松のMCっていうのが、なにか、すごいパワーがありました。
フュージョン系ミュージシャンのMCっていうのは、素の自分をちょっと見せて、お客さんとの親近感を増すような効果を狙って、おちゃらけてみたりっていうのもある。あれはあれで、本当に楽しいんです。
しかし、角松って、やっぱり「ことば」で表現をしている人だから、MCでしゃべるセリフのひとつひとつに、歌詞にも通じる深さ、重さがある。なにかこう、引きずりこまれるような、飲み込まれるようなパワーが、言葉から出ているように感じ、非常に驚きました。

国際フォーラムといえば音が悪いので有名でしたが、音は悪くはなかったです。楽器の配置から構成からアレンジからなにからなにまで、ものすごく凝っていて、練られていて、いや〜こういうもんなのか、はーーーー、と、ひたすら感心して、もちろん感動もして、帰ってきました。

バックミュージシャンとして参加しているサックスの本田さん、1曲ピアノとデュオでやってくれたんですよ。これは得した気分だった。やっぱ本田さんよいわ。

しかしですねえ。6時45分にはじまって、終わったのは9時45分ですよ。
チケット7000円もして、高いとは思っていたけど、それだけの内容はありました。

どうしても日頃ライヴハウスとか、マイナーなものの良さばかり目がいきがちな昨今ですが、こういうメジャーで大規模なものも、やっぱりいいなと再確認したのでした。もちろん私の基本は、やっぱり歌のない音楽なんだけどね。歌も、・・・とくに角松は日本語で歌っているので、いいなと思います。英語だと、どうしても楽器として聴いてしまうのよね。