音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

斎藤守也「疲れずに続ける左手の脱力奏法」セミナー 武蔵小金井 宮地楽器

斎藤守也さんの脱力奏法セミナー
ピティナの取材で伺いました
至近距離で手を見て、音を聴いて、
たくさん発見が!! 貴重な時間でした。
本当にピアノって、奥が深いです

 

この前、大きなホールで聴いたばかりのピアニストが目の前で弾いてくれる。

音の一粒一粒
ひとつひとつの音のタイミング

全部がすごい。違う。違いすぎる

ピアノってあんな音がするんだっけ、、、

余韻でボーっとしてます

 

レポートをピティナのサイトに執筆致しました。

 

|ピティナ・ピアノセミナー
f:id:mimeyama:20211030054631j:image
f:id:mimeyama:20211030054634j:image
f:id:mimeyama:20211028181827j:image

月刊ピアノ2021年10月号&「音遊人」、「レッスン・プラスワン」著者インタビュー掲載

いつもインタビューに行く側なのですが、新刊「音楽力を伸ばす『譜読み』の基本」について、「月刊ピアノ10月号」にてインタビューを受けて掲載していただきました。

「いわゆるドレミのカナふりって、ピアノのレッスンでは良くないことだと思われていますよね。だけど実は昔から行われていて、音楽を普及させる方法としてはごく当たり前の発想だったんです」

 

月刊ピアノ 2021年10月号

月刊ピアノ 2021年10月号

  • ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
Amazon

 

また先日は、ヤマハの音楽誌「音遊人」にも取材いただきました。

f:id:mimeyama:20220212225815j:image

 

ヤマハ | 本を読むように楽譜を読む、その豊かさを多くの人に伝えたい。書籍『音楽力を伸ばす「譜読み」の基本~楽譜攻略13のステップ~』 | Web音遊人(みゅーじん)

ジャズジャパン135号でも、ニュース欄でご紹介いただきました。

「本誌でもおなじみの山本美芽氏が10年にわたって研究/執筆を続けてきた音楽理論の成果を1冊にまとめている(約300ページ)。山本氏といえばジャズ/フュージョンを愛するライターというイメージが強いが、実はピアノ教本研究家として音楽教育界ではその名を知られた存在である。著作も多く、全国で講演を行い、クラシック・ピアノの教育者として活躍を続けている」・・・ジャズジャパンでこんなふうにご紹介していただけるとは、光栄の極みでございます。

 

また、松沢書店さまの歴史あるフリーペーパー「レッスン・プラスワン」でもご紹介をいただきました!

f:id:mimeyama:20220212225957j:image

ツイッターでは移動ド推進派のみなさまや、ピアノ学習者、管楽器奏者、ギタリストなど幅広い方からリプライやご紹介をいただき、関心の高さがうかがえます。ピアノの先生方はより専門的な部分で、核心部分について一緒に論じてくださる方が多数。

大変ご好評をいただき品薄でご迷惑をおかけしておりますが、もうすぐ3刷ができる予定です。

 

 

音楽力を伸ばす「譜読み」の基本~楽譜攻略13のステップ

音楽力を伸ばす「譜読み」の基本~楽譜攻略13のステップ

Amazon

 

ズームひきあい会 10月14日

今日は午前中にズームのひきあい会を行いました。
お子さんが小さくて練習する時間がなかなか取れない中、発表会での講師演奏を目指している先生方が集まり、ショパンドビュッシーそしてオリジナルアレンジのポピュラーなどを演奏。私はインベンションと斎藤守也さんの新しい曲を弾きました。同じ状況でがんばっている仲間に出会えてとっても良かったと言うお声をいただきました。
ズームでもものすごく緊張した
暗譜している先生を見て私も暗譜してみようと思った。イギリス館交流会にいつか遠征にいきたい
などのご感想。
開催して良かったと思える貴重な時間となりました。
ミニセミナー的に、私がアーティストから学んで参考にしている日々の練習のモチベーションを上げるためのお話などもさせていただきました。
ご参加の先生方ありがとうございました。オンラインのひきあい会は1月ごろに次回やろうかと思っています。出ようかなと思っている先生は曲を仕込んでおいて下さいませ。
そしてイギリス館は、みなさん「いつか参加したい」と思ってくださっていますので、また先生方のご協力をいただきながら、企画していきたいと思っています。f:id:mimeyama:20211016101233j:image
f:id:mimeyama:20211023002803j:image
f:id:mimeyama:20211016101230j:image

 

 

 

ホール練習会

サンエールさがみはらにて、久しぶりの練習会
大人の生徒さんのために企画したのですが
私の研究会の先生方にも参加いただき
素敵な時間になりました。
皆で、バッハ、ハイドンベートーヴェン
ショパン、リスト、ドビュッシー、斎藤守也 を演奏。


 弾いてみたい曲もいろいろあったし
また課題も見つかったし
なんといってもみんなで会えるのは最高です。。
マスクは撮影時のみ外しています

 

f:id:mimeyama:20211007231252j:image

 

 

 

根津栄子先生のレッスン

今日は根津栄子先生のところに久しぶりに対面レッスンに伺いました。
スケールアルペジオ、アルベルティバスをみっちり
ハ長調、イ短調
チェルニー30番のやり直し。マルをいただきました。ピンクの本あと1曲!!!
インベンションはマルには程遠い…まだまだがんばります。ほんとに奥深いです。
栄子先生の長年のご研究成果を惜しみなく伝授いただける幸せ!
7月に対面に伺って、8月9月はオンラインでした。とにかく続ける。復習する。質問をする。どれも大切。痛感しています。f:id:mimeyama:20211006201213j:image

 

 

 

音楽力を伸ばす「譜読み」の基本 発売になりました

久しぶりの新刊が出ました。

f:id:mimeyama:20211003231505j:image

タイトルは


音楽力を伸ばす「譜読み」の基本 
楽譜攻略13のステップ


略して「譜読みの本」と言っていただければいいかなと、、、


目次と「はじめに」がアマゾンで公開になってます。


こんな感じです。

f:id:mimeyama:20211003231436j:image
f:id:mimeyama:20211003231439j:image
f:id:mimeyama:20211003231434j:image
■「譜読み」のための13のステップ 
1 歌う、リズムに乗る 
2 ドレミを音として覚える 
3 言葉としてのドレミと音を対応させる 
4 拍、拍子、リズムを感じる 
5 5 リズムとタンタタ読みを対応させる 
6 五線の仕組みとドレミの並びを覚える 
7 ドレミの場所を覚える 
8 音符と休符の長さを覚える 
9 簡易楽譜を使う 
10 空間認知で読む(上がる、下がる、音程) 
11 心の中で音を鳴らす 
12 理論を覚える(まとまりやパーツを読む) 
13 書かれていないことを読み取る(本当の譜読み) 


■目次 


はじめに――譜読み力をつけるには、段階がある 
「譜読み」のための13のステップ 


第1章 なかなか楽譜が読めない理由 
教室を転々とする子どもたち 
学校の音楽授業だけでは読めない 
耳コピから入る教え方 
時間をかけて訓練すれば、誰でも楽譜は読める 


第2章 ドレミの読み方をどうするか――「固定ド」と「移動ド」 
学校では「移動ド」、ピアノレッスンでは「固定ド」 
「移動ド」の重要性 
「移動ド」で歌わせている小学校の音楽授業 
移調楽器の問題 
自分にとって自然な音感を知っておく 


第3章 欧米における譜読みの歴史 
ネウマ譜とグイードの手 
民衆が楽譜を読み始める――楽譜印刷と宗教改革 
民衆に楽譜を教える――ルソーとペスタロッチの試み 
数字譜の流行――ギャラン゠パリ゠シュヴェ法 
専門家のためのソルフェージュ教育 


第4章 日本における譜読みの歴史 
ヒフミ唱法と数字譜 
唱歌から音楽へ――譜読み指導の普及と衰退 
譜読み偏重の時代に得られた教訓 
日本の専門教育での譜読み――園田清秀の音感教育 
日本独自のリズム唱「タンタタ」の始まり 


第5章 音感をつける 
本書での音感の定義 
ドミソとファラドを区別できるか 
「歌詞うたい」から「ドレミ歌い」へ 
ドレミを逆さまに言えますか? ドレミ音列を覚える 
ドレミを使う国とABCを使う国 


第6章 リズム読みの効果 
ドレミよりもまずリズム読みから 
口で言えたら手で叩く 
リズム感は、まず拍感から 
拍子を数えながら読む 
拍の分割 


第7章 五線と間の仕組みとドレミの場所を覚える 
フラッシュカードで漢字のように覚える方法 
ドレミとドシラ、ドミソの違い 
上がる・下がる・同じの判別 
上がる・下がる・同じを身につける教本 
線と間を瞬時に見分ける 
目印音 
「ドミソ読み」で3度音列を覚える 


第8章 空間認知と譜読み 
空間認知の発達と指揮 
昔の遊びで空間認知を伸ばす 
「移動ド」のドレミうたいドレミ歌いとハンドサインの融合 
音程を理解する 


第9章 簡易楽譜を取り入れる 
簡易楽譜の種類 
線と間をなくして目を横に動かす 
触覚、聴覚、視覚の統合 
簡易楽譜から五線譜への移行 


第10章 心の中で音を鳴らすために 
「内的聴覚」を鍛えよう 
書き取りで内的聴覚を伸ばす 
心の中でリズムの流れをイメージする 
パターン読み 
左右で別のリズムを叩く 


第11章 理論を学び、パターンを見つける 
「感覚」から「理論」を使った譜読みへ 
模様読みとスケール、カデンツアルペジオ 
用語をやさしく言い換える 
ややこしくなってきたらワークで理論を学ぶ 
グルーピング能力とアイハンドスパン 


第12章 本当の譜読み力を目指して 
記憶力と譜読み力の関係 
音感養成ツールとしての鍵盤 
耳コピは重要な能力 
フリーズドライされた音楽をもとに戻す 


*** 


もし、音楽を演奏したり作ったりしたいのなら。 
音の数がそこそこ多くて、長い曲を、格好良く演奏したいのならば―― 
スラスラなのか、しどろもどろなのか、程度はさておき、楽譜は読めた方がいい。 


もちろん楽譜が読めなくても素晴らしい音楽をクリエイトしているプロミュージシャンは数えきれないほどいる。タブ譜やカナふり楽譜なども演奏の助けになるだろう。 
しかし、楽譜(五線譜)が読めたほうが、音楽の学習や演奏、作曲には、圧倒的に効率がよくクオリティも上がることは間違いない。 


楽譜は、音楽の台本であり地図、設計図だ。 
自分が演奏しようとしている曲は、どこから始まり、どれぐらいの長さで、何が起こって、どこで終わるのか? 今、音楽のなかで自分はどこにいるのかが、紙に記されており、ひと目でわかる。 
台本がなくても話の流れはわかるが、途中から読んだり推敲したりすることができない。地図がなくても街は歩けるが、迷子になったとき永遠に堂々巡りになるかもしれない。設計図なしに手探りでもプラモデルはできあがるが、できあがるまで大きさも形の予測が難しい。つまり楽譜(設計図)があれば、音楽を効率良く作れるということだ。 (「はじめに」より)

 

音楽力を伸ばす「譜読み」の基本~楽譜攻略13のステップ

音楽力を伸ばす「譜読み」の基本~楽譜攻略13のステップ

Amazon

 



 

「バイエルの刊行台帳」出版記念セミナーにゲスト出演

安田寛先生、小野亮祐先生の単行本「バイエルの刊行台帳 出版記念セミナー」ゲストにお招きいただきました。

 

f:id:mimeyama:20210916182136j:image
https://ontomo-mag.com/article/event/beyer-seminar20210912/ 

 

9月12日(日)オンラインセミナー開催|ドイツの作曲家バイエルが書いたピアノ教本の謎に迫る!人物像や時代性、商品価値とは「ONTOMO」は音楽之友社が運営するWebマガジンです。映画やアートなどのカルチャーや、ビジネスや教育などの関心ごとから、クラシックを中心とした音楽の世界へ誘います! ontomo-mag.com
 

 

バイエルに対する批判が高まり、導入教本は国産のものに今置き換わっていますが、それは、バイエルが国定ピアノ教本のようになっていた状況のリセットとしての反動的なムーブメントだったのかなと思っています。


もちろんバイエル以外の様々な教本を知らないのは勉強不足です。


様々なものを知った上で、バイエルならではの良さをニュートラルに認識し、うまく使っていきたいものですね。


そのバイエルの良さをニュートラルに認識するためには、バイエルはどんな人でどんな音楽環境で育ち、教則本のほかにどんな仕事をしていたのか、これが大きな参考になります。それが全くわかっていなかったのを、安田先生小野先生は、莫大な時間とお金をかけて調査して本にまとめてくださいました。


一言で言うと、バイエルは、聖歌隊出身で、今で言う月刊ピアノの人気アレンジャーみたいな存在だったんですね。簡単で弾き映えするピアノ曲を作る才能があった人。


安田先生、小野先生のご研究のおかげで、バイエルを使ってます、と、堂々と言いやすくなった気がします。


プレート番号といった用語についても学ぶことができ、大変有意義な90分でした。お手伝いできて光栄でした。ご参加いただいた皆様ありがとうございます。


私の研究会にいただいた読者からのご感想です。

f:id:mimeyama:20210916182157j:image
f:id:mimeyama:20210916182202j:image