音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

インベンションでヘミオラって習いましたか?

 

バッハ インヴェンション 分析と演奏の手引き  分析:小鍛治邦隆 演奏の手引き:中井正子

バッハ インヴェンション 分析と演奏の手引き 分析:小鍛治邦隆 演奏の手引き:中井正子

 

 


チェンバロがご専門の先生から「インベンションを生徒さんがコンクールの地方予選で弾いたときヘミオラも知らない審査員がいたことに驚いた。生徒は予選を落ちたけれど、それ以来ピアノのコンクールとは一線を引くようにした」という趣旨のコメントを、フェイスブックにいただきました。

私も含め、残念ながらバロックに関するピアノ教育全体のレベルはまだまだ足りないと思います。

ヘミオラを知らない審査員、という切り口をいただいたので

「インベンションを弾いたとき、「ヘミオラ」って習いましたか。
私は習ってない気がする。
ヘミオラって言葉は、大学のオーケストラや指揮法で習ったような。これは中井正子先生のインベンション」というふうにまたフェイスブックで問いかけてみました。f:id:mimeyama:20161104074900j:image

 

「ヘミオラ自体はどこかで習ったが、インベンションの3番で『これがヘミオラよ』と習ってない」という意見が,

昭和生まれのピアノの先生の大多数から寄せられました。

大人になって指導者としてやり直したレッスンできいた、最近娘さんをレッスンに連れて行って聞いた、という先生もいましたけど。

 

昭和生まれの私たちが習ったインベンションって・・・師匠の年齢やどういう勉強をした方かにもよりますけど、かなり古い日本のピアノ教育のレベルのまんまな気がします。

受けた教育が古いとかけしからんとか文句を言うのは簡単ですが、当時は情報がなかったんだと思うんですよね。

しかし今は情報があるわけなんで、それなのに情報を更新しないのは怠慢で、自分が受けた教育を古いだのけしからんだの言う資格もありません。

子どもの頃に習ったことをそのまま教えるのでは古いです。相当バージョンアップしていく必要があるなと再確認しました。

 

 

奈良の仙波治代先生が教えて下さったヘミオラについての説明ページ。おすすめです。

http://www.ne.jp/asahi/music/marinkyo/muziko/unuduono.html.ja

 

 

 

*************

全国で展開してきたピアノ教本セミナー。
 今回は、表参道での開催です。
 少人数で、連弾にも参加しながらじっくりと教本の歴史を
 頭に叩きこむ濃密な2時間になる予定です。

「いつも同じ教本ばかり生徒に紹介してしまう」
「使っている教本のシステムがよく分からない」
「教本の途中で生徒が飽きてしまう」
こんなお悩み、抱えていませんか?
 今回の講座では、実際に最もよく使われている教本を中心に、
生徒一人一人に合った教材を探すためのポイントをお話しします。

~ピアノ教本の歴史と概要~

 ヨーロッパで生まれたピアノ教本がアメリカ、
そして日本に輸入され、やがて日本で国産のピアノ教本が生まれます。
こうした歴史を踏まえ、いま人気のピアノ教本の中から
生徒さんのタイプ別に選び方を提案します。

バイエル(各社版) メトードローズ(音友)
トンプソン小さな手のためのピアノ教本(全音) 
ミクロコスモス1&2 (音友) ピアノの学校1 
コダーイこどもの音楽教育 
トンプソンはじめてのピアノ教本1(ヤマハ
バーナムピアノテクニック 導入書(全音) 
ペース 幼児用おんがくをはじめよう(音友)
バスティン ピアノベーシックス パーティー 
ルフレッドレッスンブックA 
スオミ・ピアノスクール(ヤマハ
ロシア奏法によるピアノ教本はじめの1歩 1(音友)
新版オルガンピアノの本 1 
うたとピアノの絵本1みぎて(音友)
ピアノランド1(音友)
ピアノひけるよジュニア1 
Miyoshiピアノメソード1(カワイ)
ゴーゴーピアノ1(サーベル社)
 練習しないで上達する 導入期のピアノ指導 呉暁(音友)

●受講の先生のご感想
押見雅子先生
昨今のピアノレッスン・ピアノ教本には、ピアノを習う個々の生徒に合わせながら楽しく基本を学び、総合的音楽力、演奏力を身につけることが求められています。

バイエル・チェルニーで育った世代(バイエルしかなかった時代?)としては、大変なプレッシャーを感じています。それだけ日本のピアノ教育が進化し多様化しているという幸せな時代でもあります。

そんな中で、楽譜売り場を華やかに賑わす教本の数々。音楽ライター/ピアノ教本研究家の山本美芽先生はそれらを良い悪い、好きか嫌いかではなく、公平なものの見方でその日のセミナーを組み立てて下さいました。

まず海外と日本の教本とに分けて、教本の歴史を追い、それぞれの関連性を検証しました。そこから見えてくる20種類ほどの教本の特徴を比較しながら説明、実際に弾いてみたり、受講者の経験を引きだしながら進行していきました。
そこには受講者から大きなうなずき声が度々広がります。全調の総合型教本はペースメソッドが基本となっているということ、脱力を身につけてからレッスンを進めていく教本、即興から始まり創造力を育てていく教本、その時にできなくても早めに難しいことに慣れておく考え方など、大変興味をそそられました。
 続きはこちら→http://www.piano.or.jp/seminar/news/2015/07/28_20023.html

 


ピアノ教本セミナー
11月10日(木)表参道クラシックスペース
http://omotesando-musicstudio.com/
スタインウェイのセミコンのあるスタジオです。
東京メトロ(銀座線、半蔵門線、千代田線)表参道駅
B2出口(階段のみ)より徒歩2分
B3出口(エスカレーター)より徒歩2-3分
10:30~12:30
受講料: 4500円
定員:15名
講師:山本美芽(音楽ライター、ピアノ教本研究家)
お申し込み:http://mimeyama.jimdo.com/mail/ より11月10日受講希望と書いてご連絡ください。

残席わずかなのでお早めにどうぞ。

バロックをコンクールで弾くときの評価

バッハなどバロックピアノ曲を弾くときのアーティキュレーションは、書いていない場合もありますが、書いてある場合もあり、書いてある場合、アーティキュレーションは楽譜によって違うことがよくあります。大きく分けるとふたつの方向性があります。


1 いまのピアノに合ったアーティキュレーション(ピアノ派)
2 チェンバロらしいアーティキュレーションチェンバロ派)

 

自筆譜を見ると真っ白でアーティキュレーションがないものが圧倒的に多い。また、ピアノを想定しないで作った楽曲なので、どっちが正しいと簡単に断言するのは危険と私は思います。

 

しかしコンクールの審査員には、「こっちが正しい」と考えをお持ちの先生方も当然いらっしゃいます。そのため


1 どっちでもよい派(自分の好みはあるが、他の派を尊重。その違いで落とすことはない)
2 チェンバロ派(ピアノ派のアーティキュレーションは点数低い)
3 ピアノ派(チェンバロ派のアーティキュレーションは点数低い)

の3パターンが出てくるわけです。

審査員が5人いたとして、2が多い場合は、チェンバロアーティキュレーションにしておいたほうが高得点。
3が多い場合は、ピアノっぽいアーティキュレーションにしたほうが高得点。
しかし、誰が〇〇派なのか、そもそも審査員が誰なのか、
事前に調べるのは大変です。

とはいえ、そのときの審査員の1・2・3それぞれの主義によって点数は左右される。

だから審査員の先生に習いたい人が増える。

 

バロックアーティキュレーションというのは全体のなかでは一部の要素にすぎません。圧倒的にうまければ、アーティキュレーションこれ好きじゃないなと思っても審査員は高得点をつけます。しかし僅差の場合に違いが出る可能性がある。

 

課題曲説明会で講師が弾いたアーティキュレーションや、課題曲CDに忠実なアーティキュレーションで弾いたのに、審査員コメントで「それがよろしくない」と書かれた事例、逆に課題曲CDが変だと思って自分の正しいと思う解釈で弾いたら評価が良かった・・・この類の話はいくらでもあります。

 

アーティキュレーションについて勉強し、考えて、選ぶ作業は大切にしたいです。 

審査員の傾向と対策があるということぐらいは知っていてもいいでしょう。しかしそれに合わせることだけにエネルギーを割くのも本末転倒では。

そんな傾向と対策をしても審査員がひとり変わったら効果がなくなるし、別の場所に行ったら使えないわけですから。

 

「ずば抜ける」ことや、アーティキュレーションについて自分なりに勉強することのほうにエネルギーを割いたほうが有意義な気がします。

 

アーティキュレーションが審査員の好みに合わずに低い点数をつけられて落ちることも当然あるでしょう。もちろん「このアーティキュレーションをでよかったのかな」という反省は必要ですが、「要するに、ずば抜けてない演奏だったってことだな」と受け止めてはどうかと思います。

 

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全国で展開してきたピアノ教本セミナー。
 今回は、表参道での開催です。
 少人数で、連弾にも参加しながらじっくりと教本の歴史を
 頭に叩きこむ濃密な2時間になる予定です。

「いつも同じ教本ばかり生徒に紹介してしまう」
「使っている教本のシステムがよく分からない」
「教本の途中で生徒が飽きてしまう」
こんなお悩み、抱えていませんか?
 今回の講座では、実際に最もよく使われている教本を中心に、
生徒一人一人に合った教材を探すためのポイントをお話しします。

~ピアノ教本の歴史と概要~

 ヨーロッパで生まれたピアノ教本がアメリカ、
そして日本に輸入され、やがて日本で国産のピアノ教本が生まれます。
こうした歴史を踏まえ、いま人気のピアノ教本の中から
生徒さんのタイプ別に選び方を提案します。

バイエル(各社版) メトードローズ(音友)
トンプソン小さな手のためのピアノ教本(全音) 
ミクロコスモス1&2 (音友) ピアノの学校1 
コダーイこどもの音楽教育 
トンプソンはじめてのピアノ教本1(ヤマハ
バーナムピアノテクニック 導入書(全音) 
ペース 幼児用おんがくをはじめよう(音友)
バスティン ピアノベーシックス パーティー 
ルフレッドレッスンブックA 
スオミ・ピアノスクール(ヤマハ
ロシア奏法によるピアノ教本はじめの1歩 1(音友)
新版オルガンピアノの本 1 
うたとピアノの絵本1みぎて(音友)
ピアノランド1(音友)
ピアノひけるよジュニア1 
Miyoshiピアノメソード1(カワイ)
ゴーゴーピアノ1(サーベル社)
 練習しないで上達する 導入期のピアノ指導 呉暁(音友)

●受講の先生のご感想
押見雅子先生
昨今のピアノレッスン・ピアノ教本には、ピアノを習う個々の生徒に合わせながら楽しく基本を学び、総合的音楽力、演奏力を身につけることが求められています。

バイエル・チェルニーで育った世代(バイエルしかなかった時代?)としては、大変なプレッシャーを感じています。それだけ日本のピアノ教育が進化し多様化しているという幸せな時代でもあります。

そんな中で、楽譜売り場を華やかに賑わす教本の数々。音楽ライター/ピアノ教本研究家の山本美芽先生はそれらを良い悪い、好きか嫌いかではなく、公平なものの見方でその日のセミナーを組み立てて下さいました。

まず海外と日本の教本とに分けて、教本の歴史を追い、それぞれの関連性を検証しました。そこから見えてくる20種類ほどの教本の特徴を比較しながら説明、実際に弾いてみたり、受講者の経験を引きだしながら進行していきました。
そこには受講者から大きなうなずき声が度々広がります。全調の総合型教本はペースメソッドが基本となっているということ、脱力を身につけてからレッスンを進めていく教本、即興から始まり創造力を育てていく教本、その時にできなくても早めに難しいことに慣れておく考え方など、大変興味をそそられました。
 続きはこちら→http://www.piano.or.jp/seminar/news/2015/07/28_20023.html

 


ピアノ教本セミナー
11月10日(木)表参道クラシックスペース
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スタインウェイのセミコンのあるスタジオです。
東京メトロ(銀座線、半蔵門線、千代田線)表参道駅
B2出口(階段のみ)より徒歩2分
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10:30~12:30
受講料: 4500円
定員:15名
講師:山本美芽(音楽ライター、ピアノ教本研究家)
お申し込み:http://mimeyama.jimdo.com/mail/ より11月10日受講希望と書いてご連絡ください。

残席わずかなのでお早めにどうぞ。

 

 

奈良初めてのミクロコスモス

f:id:mimeyama:20161101101054j:imagef:id:mimeyama:20161101101057j:imagef:id:mimeyama:20161031175948j:image奈良2days、 今日は、初めてのミクロコスモス。奈良、生駒にある、あべありか先生のアトリエ・アルティカにて。

 

関西のピアニスト、あべありか先生は、アメリカから帰ってきた先生に子どもの頃ミクロコスモスを与えられ、全曲を制覇した経験をお持ちです。ミクロコスモスの魅力を2時間で伝えてほしいというリクエストにお応えしました。

 

ありか先生が持っている楽譜は、子どもの頃に使ったブージーアンドホークスのもの。

 


生駒のご自宅サロンにはスタインウェイのセミコンとカワイ、二台のピアノが。音もコンディションも素晴らしい。ミクロコスモスの2台ピアノ曲はすべて弾きました。

 

私も弾きましたが、ありか先生にもたくさん、参加者にもたくさん手伝っていただきひきあい状態で、ミクロコスモスの魅力を体感し、1巻から6巻を概観しました。

 

ありか先生が弾いてくださった、6巻のブルガリアンリズムには、シビれました。かっこ良かった!

4巻のブルガリアンリズムも、みんなでリズム打ちしました。これも楽しかった‼︎

 

ありか先生からは、バルトークはアクセントをしっかりつけて弾くと良いですよ、とのアドバイスをいただきました。メモメモ。

< ご感想>

 先生のお話が面白くて、ミクロコスモスの魅力をさらに知れて楽しかったです。自分なりに研究してどんどん取り上げていきたいと思います。

 

 

西尾順子先生
美芽先生の教本セミナーの魅力は、
美芽先生独自の視点での研究・洞察・解説・分析がわかりやすくて深いところ。
そして、いわゆる【指導にすぐ使える系】のセミナーではなく、【この続きは自分でやろうね】的なところ。要するに
使うか使わないか?教えるか教えないか?
やるかやらないか?
それは私自身が取捨選択し実践するのです。

ピアノ教本の歴史の中における位置づけや、教本の特徴をわかりやすく解説されていて、今後どのように取り入れるかのヒントをたくさんいただいて帰りました。

 

 

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 ミクロコスモスのおすすめの楽譜。

ニュースタンダードピアノ曲集 バルトーク ミクロコスモス(1&2) (ニュー・スタンダード・ピアノ曲集)

ニュースタンダードピアノ曲集 バルトーク ミクロコスモス(1&2) (ニュー・スタンダード・ピアノ曲集)

 

 

バルトークの息子さんが、父の思い出を綴った本。

息子さんのために書いた曲かミクロコスモスのもとになっていて、恐らくバルトークにインスピレーションを与えたハエや虫の羽音の話を昨日はご紹介しました。バルトーク関連ではこのほさが私はイチ押しです。

 

父・バルトーク 〜息子による大作曲家の思い出

父・バルトーク 〜息子による大作曲家の思い出

 

 

 

   全国で展開してきたピアノ教本セミナー。
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バイエル(各社版) メトードローズ(音友)
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ミクロコスモス1&2 (音友) ピアノの学校1 
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トンプソンはじめてのピアノ教本1(ヤマハ
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ルフレッドレッスンブックA 
スオミ・ピアノスクール(ヤマハ
ロシア奏法によるピアノ教本はじめの1歩 1(音友)
新版オルガンピアノの本 1 
うたとピアノの絵本1みぎて(音友)
ピアノランド1(音友)
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Miyoshiピアノメソード1(カワイ)
ゴーゴーピアノ1(サーベル社)
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●受講の先生のご感想
押見雅子先生
昨今のピアノレッスン・ピアノ教本には、ピアノを習う個々の生徒に合わせながら楽しく基本を学び、総合的音楽力、演奏力を身につけることが求められています。

バイエル・チェルニーで育った世代(バイエルしかなかった時代?)としては、大変なプレッシャーを感じています。それだけ日本のピアノ教育が進化し多様化しているという幸せな時代でもあります。

そんな中で、楽譜売り場を華やかに賑わす教本の数々。音楽ライター/ピアノ教本研究家の山本美芽先生はそれらを良い悪い、好きか嫌いかではなく、公平なものの見方でその日のセミナーを組み立てて下さいました。

まず海外と日本の教本とに分けて、教本の歴史を追い、それぞれの関連性を検証しました。そこから見えてくる20種類ほどの教本の特徴を比較しながら説明、実際に弾いてみたり、受講者の経験を引きだしながら進行していきました。
そこには受講者から大きなうなずき声が度々広がります。全調の総合型教本はペースメソッドが基本となっているということ、脱力を身につけてからレッスンを進めていく教本、即興から始まり創造力を育てていく教本、その時にできなくても早めに難しいことに慣れておく考え方など、大変興味をそそられました。
 続きはこちら→http://www.piano.or.jp/seminar/news/2015/07/28_20023.html
ピアノ教本セミナー
11月10日(木)表参道クラシックスペース
http://omotesando-musicstudio.com/
スタインウェイのセミコンのあるスタジオです。
東京メトロ(銀座線、半蔵門線、千代田線)表参道駅
B2出口(階段のみ)より徒歩2分
B3出口(エスカレーター)より徒歩2-3分
10:30~12:30
受講料: 4500円
定員:15名
講師:山本美芽(音楽ライター、ピアノ教本研究家)
お申し込み:http://mimeyama.jimdo.com/mail/ より11月10日受講希望と書いてご連絡ください。

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奈良カンヅメライティングセミナー

 

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奈良で1日カンヅメのライティングセミナーを行いました。

観光シーズンの近鉄奈良駅前。
ぽかぽかと日差しがまぶしい小春日和です。
正倉院展はディズニーランド並みの混雑なんだとか。

そんななかでお部屋にこもって1日みっちり勉強です。

まずは、読み手に伝わる保護者目線のブログの書き方から。


ピアノの先生が発表会をするときは、生徒さんには
発表会に出てほしいものです。せっかく場所を借りて
手間暇かけて設定するイベントですからね。

でも、生徒さんにしてみれば、お金もいるし、
準備も大変だし、どうしようかなぁ~と思う。

本音をぶっちゃけてみると、平行線だけれど、
「うまくなってもらいたい、成長してほしい」という思いは
共通で、発表会はそのためのものなんです。

そんな視点をたくさんご紹介しました。

 

ほかにも
自分の指導ポリシーとは?
というお題で考えていただいて、
画用紙にそのフレーズを書いて
○○を大切に指導しています。お待ちしています。
と話す動画撮りなどもやってみました。


競合教室と比べて、自分の教室に来るメリットは何か?
を考える時間では、びっくりするようなお話が次々に。

やはり競合っていうのはライバルなので
いろんな意味で赤裸々に相手の人間性と自分の思いがぶつかりますね。


それから「鋼と羊の森」の要約。
帯にある「ゆるされている」という言葉
のある場所を本文から探して、じっくりと全員で読んでみて
それをズバリ短い言葉で要約してみました。

 

最後は学習指導要領の読み合わせ。
教室の指導ポリシーの学校バージョンが学習指導要領なので
使える言い回しがあると気づいた方もいれば
抽象的でわかりにくい文章としての反面教師としての学びもあり。

じっくり話を聞き、考え、話し、発表するなかで
もののみかたを深めていただけたようです。

 
<ご参加の黒川直子先生 ご感想>


少人数限定セミナーなので(参加者7名)全員発表もするし、
一人づつ 添削や指導(アドバイス)も いただけた。
参加者は ピアノ教室を主宰されている先生方で所在地も
奈良・大阪・広島・京都 バラバラ。
地域は違えど音楽への 熱い想いはみなさん同じ。
意見を交わしながらどのように わかりやすく
その 想いを伝える ことができるのかじっくりと 考える時間でした。

 
黒川先生ありがとうございます。

 

服部美絵先生のご感想

 

文章を書いているとどうしても、独りよがりになっていくこともあります。
自分のしつこい性格が災いして、内容がくどいことも多いです。さっぱり、すっきりした分かり易い文章をを書けるように、沢山書いて、自分をトレーニングするしかないですね。


服部先生、結局そこなんです!

 

 

終了後は中西先生の引率で、奈良公園散策、飲み会に突入。
この日は奈良に泊まり、翌日は別のセミナーでした。
そちらの話は次回に。

 

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quik.gopro.com

 

 

 

 f:id:mimeyama:20161031181732p:image

保護者から軽く見られている気がする」そんなお悩みありませんか? 今や必須となったブログやホームページでの情報発信も、内容によっては、指導者としての品格を下げてしまうこともあるのです。

 指導力に見合った月謝の価格設定も、円滑な教室運営にとって大切なもの。これから検討している先生方も多いことでしょう。
 生徒から軽く見られずに、指導力に合った月謝の価格設定をしていくためは、親しみやすさと、講師としての品格を両立させる「ブランディング」が大切です。
 セミナーでは、受講者から提出された原稿の添削や、月謝値上げに成功したピアノ教室のお手紙の実例を通して、講師として望ましいプロフィールやブログ記事の書き方を具体的に学びます。
 定員10人、プロライターから直接の添削も受けられる貴重なセミナーです。
 

2016年12月9日 東京国際フォーラムG606 9:45-11:45
受講料:早期割引 10月31日まで 5000円
11月1日以降 6000円
12月2日まで、キャンセルの場合全額返金します。
それ以降は動画と山本の電話による補講となり、返金はありません。
定員:10名
*申し込み後、添削希望の文章(800字以内)をひとり1本、講師に提出できます。
 当日、具体例としてセミナー時間中に添削が受けられます。
 当日時間が足りなかった場合は後日メールにより講師が添削を入れてお返しします。

お申し込みはこちらからどうぞ。


http://mimeyama.jimdo.com/mail/

バロックのアーティキュレーションは、楽譜によって激しく違う

ラモーのメヌエットを見て見ましょう。

 

 

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たのしいバロックアルバムは、チェンバロ

 

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プレインベンションは、スラーで、ピアノらしく

 

 

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ピュイグロジェ教本は、チェンバロ

 

 

私の「好み」はありますが

 

どちらもアリだと思います。

 

指導者のためのライティングセミナー
~月謝値上げに備える教室ブランディング

「保護者から軽く見られている気がする」そんなお悩みありませんか? 今や必須となったブログやホームページでの情報発信も、内容によっては、指導者としての品格を下げてしまうこともあるのです。
 指導力に見合った月謝の価格設定も、円滑な教室運営にとって大切なもの。これから検討している先生方も多いことでしょう。
 生徒から軽く見られずに、指導力に合った月謝の価格設定をしていくためは、親しみやすさと、講師としての品格を両立させる「ブランディング」が大切です。
 セミナーでは、受講者から提出された原稿の添削や、月謝値上げに成功したピアノ教室のお手紙の実例を通して、講師として望ましいプロフィールやブログ記事の書き方を具体的に学びます。
 定員10人、プロライターから直接の添削も受けられる貴重なセミナーです。
 

2016年12月9日 東京国際フォーラムG606 9:45-11:45
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定員:10名
*申し込み後、添削希望の文章(800字以内)をひとり1本、講師に提出できます。
 当日、具体例としてセミナー時間中に添削が受けられます。
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たのしいバロック たかさき ひきあいセミナー

 

高崎まで、たのしいバロックのひきあいセミナー講師に伺いました。

 

 

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依田智恵子先生のご感想

 

ドキドキしながらの2回目の参加。
宿題は「たのしいバロックアルバム」(教育芸術社)より任意の数曲。
子供向けのわかりやすい解説と大きな音符(これ大事。)
いかつくて 高尚なバロックのイメージをまるっと払拭してくれる文字通り「たのしい」小曲集。美しい!可愛い!かっこいい!

ひとりひとりの演奏や連弾のほか、美芽先生にバロックの成り立ちや指導の必要性をていねいに教えていただき、そして 鍵盤ハーモニカでポリフォニーのアンサンブルをしながらアーティキュレーションの工夫を体験しました。

舞曲はバンド演奏よね、変奏曲はジャズに通じるよね、この「萌えポイント」がたまらない!、と美芽先生の語録ひとつひとつにガッテン!ガッテン!😌
もともと好きだったバロックですが なんだか
あちらから近づいてきてくれたようで。
この楽しさを 早速子供たちに伝えたい、伝えられるように勉強しよう と決意。

こわいけれど 一歩踏み出すと景色がひらける、
新しい出逢いや学びがまだまだあるなぁ と 素敵な先生方とランチをいただきながらしみじみ😌
美芽先生、八高線ではるばる、本当にありがとうございました♪

 

 

主催してくださった、長岡由利子先生のご感想

 

今日はバロック時代を堪能できました。
やらないといけない…とは思っていてもなかなか四期をレッスンに組み込むのは、子供に負担だったり実力的に追いつかない子もいます。
そんな中、レッスンに楽しくバロックを取り入れてしまおうと、リズムアンサンブルを組み込んだバロック導入法から、初心者に向けた選曲の仕方、発表会に映える曲、大人の生徒に使える曲、また「たのしいバロックアルバム」の他の教本も紹介していただきながら、美芽先生マジックを伝授していただきました。

たくさん連弾曲があるのも魅力的でした。

私たち昭和生れには、幼少時のレッスンではバロックを学ぶことは少なかったですが、なんて音楽的に魅力的で、また聴いていて心地良く素晴らしい曲ばかりなのかと指導者になって再確認できました。
もっと世の中に出てほしい。もっともっとバロックの音楽を知って頂きたいと思いました。

何となく敬遠しがちだったバロック時代と仲良くなれそうです。
今日は素晴らしい学びをありがとうございました!

 

たのしいバロックアルバム

たのしいバロックアルバム

 

 

 

次回たかさきのひきあいは、来年に、バルトークミクロコスモスになりそうです‼︎

 

 

一目瞭然でも気にしない

「りんごは赤じゃない 」に出てくる風っ子展。市内の小中学校生徒作品が公園に展示されます。我が家はちょうど息子、娘、両方、出してもらえる学年でした。

 

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りんごは赤じゃない―正しいプライドの育て方 (新潮文庫)

りんごは赤じゃない―正しいプライドの育て方 (新潮文庫)

 

 



 

これは生徒が主役だけど、並べたら指導力の差が一目瞭然の厳しい場所。

 

先生たちの勉強の場なんですよね。

 

果物のレプリカがありました。太田先生の生徒さんの作品とは色づかいが違うのでびっくり。絵の具から出した赤をそのまま塗ったりんご。

普通はこんなものなのかな。

 

 

風っ子展は、ピアノでいえばステップみたいなものかな。

 

ほかの先生、ほかの学校の様子を見て勉強する場は、先生と生徒みんなにとって大切だと思います。かなりもう長く続いているんです。

 

子どもの作品を並べて、見ごたえのあるものにするっていうのは大変なことだとおもうんですが、展示のしかたや、題材の選び方も含めて、見栄えのするものや創造性をどう引き出すのか、よく研究してるなと思う展示もたくさんありました。

 

 きっとこれまで先生方が「どうしたもんじゃろうのう」と思いながら題材を選び、指導し、作らせて、展示して、他の学校と並べて自分の学校を見て「こうすればよかったかなぁ」「あれ使えるな」「うちもこうすればよかった」「うちのこういうところはけっこうよかった」など反省したりアイデアを得たり、そうした毎年の積み重ねが長い間続いてきたから、これだけのものが出せるのだろうなと、見ながら思いました。

 

力が一目瞭然で嫌だなと思うのは自然なことだけど、あまり気にしないでガンガン外に出たほうが、うまくなるでしょうね。

 

指導者のためのライティングセミナー
~月謝値上げに備える教室ブランディング

「保護者から軽く見られている気がする」そんなお悩みありませんか? 今や必須となったブログやホームページでの情報発信も、内容によっては、指導者としての品格を下げてしまうこともあるのです。
 指導力に見合った月謝の価格設定も、円滑な教室運営にとって大切なもの。これから検討している先生方も多いことでしょう。
 生徒から軽く見られずに、指導力に合った月謝の価格設定をしていくためは、親しみやすさと、講師としての品格を両立させる「ブランディング」が大切です。
 セミナーでは、受講者から提出された原稿の添削や、月謝値上げに成功したピアノ教室のお手紙の実例を通して、講師として望ましいプロフィールやブログ記事の書き方を具体的に学びます。
 定員10人、プロライターから直接の添削も受けられる貴重なセミナーです。
 

2016年12月9日 東京国際フォーラムG606 9:45-11:45
受講料:早期割引 10月31日まで 5000円
11月1日以降 6000円
12月2日まで、キャンセルの場合全額返金します。
それ以降は動画と山本の電話による補講となり、返金はありません。
定員:10名
*申し込み後、添削希望の文章(800字以内)をひとり1本、講師に提出できます。
 当日、具体例としてセミナー時間中に添削が受けられます。
 当日時間が足りなかった場合は後日メールにより講師が添削を入れてお返しします。

お申し込みはこちらからどうぞ。

 http://mimeyama.jimdo.com/mail/ より12月9日受講希望と書いてご連絡ください。