音楽の道に進む場合、公務員として先生になったり自衛隊、消防などにの音楽隊に入る、会社に勤務、以外は、みなフリーランスです。
ちなみに、サラリーマンでも必ず厚生年金がもらえるわけではなく、厚生年金未加入の事業所はたくさんあり、社会問題となっています。
昨年末に発表された文部科学省の統計を見ると、平成27年に卒業した
4432人の大学で音楽を学んだ学生のうち、
卒業後、進学者719人。正規の職員など1371人。
結婚していて夫が厚生年金のある会社にいれば、夫は厚生年金、自分が国民年金。
シングルで厚生年金なしの国民年金だけだと、現状の支給額は、毎月6万円に満たない額が平均となっています。
65歳になったら支給か始まりますが
厚生年金だと毎月平均14万ちょっと。
これでは足りないということで、さらに大手企業、または個人で、確定拠出年金を毎月かけている人もたくさんいるわけです。
音大卒業生のうち、フリーランスを含め、非正規として働く人は、その多くが女性で、サラリーマンと結婚し、厚生年金をもらってきました。
女性は、正規職員との結婚を前提に制度が設計されている、と言えなくもない金額です。
国民年金のなかから家賃を払わなくても良いように自宅を用意、修繕費なども貯めておけば少しは安心です。
シングルでピアノ講師を続けたい、婚活すべきか迷っている、というご相談をときどきいただきますが、制度の想定外?と思われる厳しい現状をまず知っておきたいです。
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