音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

OROSHIを2台ユニゾン

多喜先生のレッスンへ。

息子、素直な心をヨロヨロと先生と譜読み。(先生申し訳ありません、、)チェルニー30番の1番、素敵な伴奏を隣のベーゼンで弾いてくださりながら、暴走する息子の右手を制御。綺麗だった〜、、

 

私、斎藤守也「OROSHI」をはじめて聴いていただきました。11月にステップで弾きます。

通すだけでやっとですが、先生のスタインウェイで弾くとまたうちとは違っていいなぁ。

通してから、2回目は先生が初見で一緒に弾いてくださりながら、曲想の付け方をレクチャーしていただきました。隣のベーゼンで弾いていただき、スタインウェイとベーゼンでの2台ユニゾン

 

すごい響きに鳥肌。先生が朗々とピアノで歌ってくれるのに乗っかる感じ。幸せ。

 

左手はひとつのパターンを繰り返す曲ですが、テーマごとに表現に変化をつける、和声の変化をもっと表現して。そうか、そう弾けば良かったんだ!

 

先生は初見ですが、楽譜から瞬時に音楽を読み取り構築されます。改めて先生のすごさを実感。

 

11月に弾くシューベルトのトリオ


4楽章は
「テンポキープ」が課題。
わかっているけど、大変で、できてない(泣)
練習です。f:id:mimeyama:20180915084104j:image

練習環境をどう考えるか

最近、まじめにソロを練習して、いろいろな場所で同じ曲を弾き比べる機会が増えてきました。

自宅のペトロフ

師匠宅のスタインウェイセミコンやベーゼン、

ステージでのヤマハS7、浜松駅のシゲルカワイ、

この前は市谷加賀町ホールでスタインウェイのD(フルコン)を弾かせてもらったし

それからセミナー会場にあった電子ピアノや、楽器店さんのちっちゃなヤマハのグランドピアノや、アップライトピアノ

8月末には室内楽クラスで昭和音大のお教室のホールで、ものすごくいいベーゼンドルファーを弾きながらプロの弦楽器奏者の先生に合わせてもらったり。

弾いてないのはベヒシュタインとかぐらいかな。

ザウターは4月に札幌の島村楽器さんで弾かせてもらったし。

 

いろんなピアノにそれぞれの個性があって本当に楽しいです。

以前、やっぱり自宅のピアノがグランドなのが理想と思っていたし、私自身、家にグランドを置いて弾ける人生にするために、いろいろな犠牲を払ってここまできたかなと思います。

でも最近ちょっとまた考え方が変わりました。

家にグランドがあるのはいいのだけど、

それより大事なのは、弾きたい気持ちと、弾きたい曲と、ある程度弾ける時間なのかなって。

 

家では電子でもアップライトでもいいから、弾きたい曲を死にものぐるいで練習していれば、そのレパートリーをもっていろんな場所に出て行けばいいんです。自宅に置けなくても、レパートリーさえ持っていれば、スタインウェイでもベーゼンでも何分間は弾けるんです。

 

でも、レパートリーがなければ、弾ける曲がなければ、弾きたい思いがなければ、その経験はできない。

 

弾きたい曲を探すこと、

弾きたい思いを伸ばすこと、

どんな音にしたいのかイメージを徹底的に高めること、

そして、弾ける曲をもってどんどん外に出ていくこと。

 

これがあれば、練習環境は乗り越えられると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初のブラボー3つ。市谷加賀町ステップ


Moriya Saito 〈PHOTO ALBUM〉〈CHASE〉piano Mime Yamamoto

 

ピアニストの西本夏生先生のステーションが主催された市谷加賀町ステップ(誰でも参加できる合同発表会)で演奏しました。

 

どんな状況でも全力で弾く経験ってまだまだ足りないから、その経験値を稼ぐために出ました。


斎藤守也さんのアルバムから
「PHOTO ALBUM 」
「CHASE」
2曲、フリー12分で演奏しました。

息子は「チェルニー30番」から1番と、ブルグミュラー「貴婦人の乗馬」。

 


私はブラボー3つ初めていただきました。7年間ステップ出ていてこんなの初めてです。

 

息子はSならず、、でも頑張ったよ。f:id:mimeyama:20180901170901j:image

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新納洋介先生が私にびっしり書いてくださったコメントが温かくて、涙が止まらなかった。

 

 

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こっちは新納先生が息子に書いてくださったもの。

たくさんミスがありましたが、ミスしてない場所のことを丹念に拾って書いて下さり、これまた感激。彼なりに難しい曲にチャレンジしたので、モチベーションはなんとか保てたようです。f:id:mimeyama:20180901171158j:image

 

 

あと、ショパンを弾いていた、55才で10年前からピアノを始めたという男性が「フォトアルバム、弾いてみたいです。楽譜を見せてもらえませんか」と声をかけてくださいました。なので、斎藤守也さんの作品の「布教活動」も成功。

 

現役ピアニストのアドバイザーである西本先生と新納先生に評価いただけて、

すごくホッとしました。f:id:mimeyama:20180901171923j:imagef:id:mimeyama:20180901171932j:image

 

6月に出たステップでは、「CHASE 」1曲を弾いたのですが、ブラボーはなしでグレート3つでした。

この2か月、何をしていたかというと、今回弾く2曲のほかに、斎藤守也さんのムジカノーヴァ連載「左手のための伴奏形エチュード」をかなり弾いていました。左手で1音ずつの強弱つけたり均等にしたり、弾きやすくなったかも。

当日朝に、最後にCDでお手本演奏を1回聴いてイメージを頭に入れました。

 

 

MONOLOGUE

MONOLOGUE

 

 

 



 

昨日は頭が興奮状態で、自分ではあまり動画をよく分析できていなかったですが。1日たって少し冷静に聴けました。

 

PHOTO ALBUM のほうは、テンポ感やペダリング、和声感はまあよくなってきたと思います。が、後半まだまだよく弾けてないし歌えてない。やっと譜読みして形になったところ。まだまだです。

しかし、形にするまでが大変。形にできたらブラボーで、そこからがスタートなのかも、

これまでスタートにも立ってなかったな(苦笑)

 

 

CHASEは、後半スタミナ切れで指がまわっていません。

ですが全体として少し、左手が1音1音思いを音にできるようになってきたので、グルーブらしいものやちょっとしたフレーズの盛り上がりにあわせたダイナミクスが波のように作れたり、スパッと小さくして緊張感を出したり、

少し形になってきた部分もありました。

前半の勢いのままどんどん後半まで最後までいけるスタミナづくりが課題かなと。

 

 

 

少年野球の母 灼熱のベンチに入る。

夏休み、お母さんらしく過ごしております。

8月最後の土日は、少年野球の公式戦。
母当番で35度以上の中、ベンチに入りました。

皆が朝持ち寄りクーラーボックス満タンにあった氷を
子ども達の水筒に足して
冷たいタオルをクーラーボックスに冷やし
守りが終わったら急いで子どもたちに渡し
それを集めてゆすいでクーラーボックスの中に入れて
日陰がないから
どんどん氷が減ってクーラーボックスがぬるくなってくる。
底のほうはまだ冷たい。

必死にタオルをクーラーボックスの底に入れて冷やし

疲れて応援の声が小さくなったタイミングで 子ども達を励まして
「ピッチャー頑張れ」
叫び続け
ハッと気づいたら試合終了

勝っていた、3回戦。
準決勝に進出。

息子の打席見逃した。
それどころじゃなかった。 

 

終わって車に乗ったら
頭が痛くて軽くめまいがしていました。

 

全員具合悪くならずに試合を終えられて
ベンチの母の任務完了、

あとはユニホーム洗濯して
タオル洗って
家のことやって
明日6時集合
4時半起き

大変だったけど、こんな必死になったのも久しぶり。

月を見ながら洗ったタオルを干していたら
すがすがしい気分です。
翌日まで頭痛かったけど。f:id:mimeyama:20180827203655j:image

響きにこだわり過ぎず、歌う

今日も多喜先生のレッスンへ。

31日のステップで弾く「フォトアルバム」「CHASE」通して弾いて聴いていたさました。

10分ほど。

私には長い!!!(汗)

 

「静から動へ、いいわね」

 

フォトアルバムなんですが、ダイナミクスと和音のバランスを神経質にコントロールしようとするあまり、歌を忘れていました。

「もっと歌詞があるみたいに歌ってみて」

先生が一緒に弾いてくださると、気持ちよく音楽が流れていきます。あー、こんな風に弾きたかった。

 

いろいろあるけど、最後は「歌う」ことかな、、

 

 

CHASE は、16分音符の3つ目の音に

アクセントをつける特訓をして、

左手を小さな音でもシャープなグルーヴを出し、

右手は脱力してよく鳴らす練習をしています。

 

この方向でいいわね、良くなっているとのお言葉をいただき、ホッ。

 

息子は、チェルニー30番の1番、やっと譜読みがおわりました。31日に間に合うかなぁ、、、

 

 

ピアノソロ 斎藤守也(from レ・フレール)『MONOLOGUE』

ピアノソロ 斎藤守也(from レ・フレール)『MONOLOGUE』

 

 

 

「メリーさんの羊」に大きめ男子が反応

知り合いの先生から届いたご感想です、

 

1ヶ月に1度しか来ない中3男子くん、
そりゃもう練習ぜんぜんしなくて、毎回私に
ピアノやめたらー!
と言われる始末なんですけど、

「こんどのおさらい会なに弾くー?メリーさんの羊どう?」
「はい?やだし〜」
「いいのがあるんだよね〜」
とムジカノーヴァ 掲載の斎藤守也さんのメリーさんの羊を弾いて聴かせたら、即答で
「これにする」

大きめ男子の心わしづかみです。

 

 

ムジカノーヴァ 2018年8月号

ムジカノーヴァ 2018年8月号