音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

私のルーツ、小曽根さん

私の読者の皆様は、ジャズには必ずしも興味がないかもしれませんが、私のルーツとして小曽根真さんは、かなり基盤となる存在になっています。音楽をしていくってどういうことだろう。こんなとき何を大事にしたらいいんだろう。
迷ったときに小曽根さんとインタビューする機会が若いころからずっとあって、お会いすると、必ず大切なことを教えていただいていたのです。それは、原稿に書くために小曽根さんがその場で一生懸命に話してくださったこと。

たくさんあるプロモーションの一環で、アーティストとライターが1時間、インタビューという仕事をきっちり行う、その中に宝物がぎっしりあったのです。

もう20年以上、ずっと小曽根さんの話をきく、CDの演奏をきく、ライブをきく、他のライターさんが書いた小曽根さんの原稿を読む、というのを続けています。そうやって教えてもらったことは、私のセミナーの思想的な基盤になっています。

何歳だろうと気にせずレッスンに通ってステージに立ち、必要なことは学ぶ、怖くてもわくわくすることを探してチャレンジし続ける・・・おそらく小曽根さんに学んだこと、で本が1冊ぐらいの字数が必要になりますが、要するに、私の成分の何パーセントかは、確実に小曽根さんからもらったものです。

アーティストの雑誌記事は基本的にアルバムのプロモーションなのですが、いま売っているジャズジャパンの号に載っている小曽根さんの記事は、インタビュー後半の余談になる部分で、まさにこれから私たちは何を大切にして音楽をしていくべきなのかという話をしてきました。プロモーションに関係ないこうした記事を載せるのはなかなかしてもらえないことで、ジャズジャパンの編集長がとても太っ腹なのです。

なかなかピアノの先生方には手にとってもらいづらい本かもしれませんが、今回の記事は、私の読者の先生方には全員読んでいただきたいし、たった2ページであっても、セミナー1本分以上の価値があると私は思います。

ちなみにチックさんと小曽根さんの思い出という記事もさらに2ページ載っていて、これも私が文章構成しました。これもチックさんから何を学んだかの話。チックさんから小曽根さんへ、小曽根さんから私にも伝えてくださってきたこと、私が先生方にお伝えしていること、そのルーツがわかります。この2ページもあり。

合計4ページの小曽根さんの話をご覧下さい。

 

 

JAZZ JAPAN(ジャズジャパン) Vol.128

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  • 発売日: 2021/03/22
  • メディア: 雑誌