朝、園バスはうちのすぐそばまでやってきました。だぶだぶの体操着にスモック、かわいらしいつばつき帽子に小さなかばんをしょって、足元はハイソックス。ずいぶん立派な格好をしてちょろちょろしている息子。園の先生がバスの中から「おはようございまーす!」と降りてきました。ここに乗って本当に行って大丈夫? おお、号泣しているお子さん1名。そりゃ泣くよなあ。うちの子も号泣するんじゃ・・・。
しかし息子は普通のバスに乗り、きょとーんとした顔で座席に座り、バスに乗って行ってしまいました。
仕事したいしたいと思い、幼稚園が始まる日を指折り数えていたわりには、なんだか心配でそわそわと落ち着きませんでした。早く幼稚園に行ってほしいだなんて、冷たい母だよねぇと、自分ながらやな感じでしたけど、100パーセントうれしいで終わってなかった自分にほっとしたというか。
しばらくは半日で帰ってきますし、保育園のようにはいきませんが、しかし! 今日から、仕事を本格的に復活できる状況に一歩足を踏み入れました。
まずは、ジャズライフとアドリブとムジカノーヴァ10年分をスクラップする作業をなるべく早く終わらせたい。それから、アメリカのリーディング・メソッドについて調べている途中だったことがいろいろあるので、それをブログになるべくどんどんアップしていきたい。夜のコンサートも昼間のセミナーにも、ちびちびと出席していきたい。落ち着いて大音量でCDが聴きたい。
初日のきょうはしかし、買い物に行き部屋を掃除してブログを更新したらもうお迎えの時間でした。これからもっともっと時間の有効活用をしてガンガン勉強してガンガン書いていきたいと思います。アメリカでせっかく5年間英語漬けになった成果を仕事に生かせるかどうかも、これからの自分次第です。
そんなに原稿書いて音楽聴きたいのなら、潔く家庭も持たず子どもも持たず、音楽と仕事に一生をささげればよかったんじゃない?? と、時々思います。そういう選択肢も考えつつ、一生ひとりで生きていくのはさびしい、おばあちゃんになったとき孫は無理でも子どもがいてくれたほうがさびしくないだろうと思ったんだった。子どもも、ふたりよりひとりのほうが仕事を続けるには楽。でも、ふたりのほうが楽しそうだからとふたり欲しいと思った。
要するに欲張りなんだと自分のことを見つめなおしています。しかし欲張りだから出るエネルギーもあるわけで。もう一番大変な時期は終わったわけだし、あまりもう後ろを振り返らずに、前に進むことだけ考えます。