ジャンル違いなのですが、お祝い事なので記事にします。
少女漫画の原作やティーンズハート文庫などで活躍されている作家の小林深雪先生が、講談社漫画賞を受賞されました。というのをきのう父からのメールで知ったのです。でもそれは6月の話なんですね。ちょっと遅くなってしまいましたが･･･
深雪先生は私の父方のいとこなのです。ちょっと年上のお姉さんで、子どもの頃からいつも「深雪おねえさん」「美芽ちゃん」という関係で、深雪先生のお下がりのお洋服を結構着ていた記憶があります。ちなみにお下がりというのは普通いまいち気に入らないものですが、深雪先生からもらったのは、どれもわりとお気に入りでした。
デビューされたのはもうずいぶん前。一時期音楽ライターみたいなことをされていた時期もあったそうですが、作家の道に入り、それからほとんど？ 途切れることなく２ヶ月に１冊のペースで執筆されています。当たり前のことですが、毎回きちっと売れているから次回作が出せるのです。これについては同業者になってそのすごさを痛感しました。
さすがにターゲットは小中学生なので、全部の作品を集めているわけではありません。でも、何冊か作品は持っていて、読むとなんだかじわ〜んと元気が出て、がんばろう、と思えたり、きれいなもの、素敵なものへの憧れを満たしてくれます。
大人になる前に夢中になって読む本や漫画って、人間形成にものすごい影響力があると思うのです。深雪先生のストーリーは、べつに真面目くさってるわけでもなく、気取っているわけでもないのだけれど、さりげなく上品です。娘が大きくなったら読ませたいと思っています。
身近な大先輩である深雪先生がこんなふうに賞をもらって、自分のことのように嬉しいです。私もがんばろう！ って励みになりました。
キッチンのお姫さま 1 (1)
安藤 なつみ, 小林 深雪
