音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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ねたみ・ひがむ心を分析する 1

最近わたしはめっきり「ひがみ」「ねたみ」から遠ざかっておりました。
誰かが自分よりオイシイ思いをしている。それを見て「いいな〜」とは思う。だけど、ムカつくっていうのはないんです。だってオイシイ思いをしている人には、それだけの理由がある。そして、自分がオイシイ思いができないのは、自分が悪いから。
・・・という思考回路になっていたのです。
だから、「○○さんに彼女がいるならファンなんてやめてやる」系の発言をする方々が、どうしてそこまで自分の魅力が不足していることを冷静に見られないんだろうと、いつも不思議に思っていました。私だったら、○○さんに彼女がいるのか、そっかー、そりゃ、きっとステキな彼女で、私なんか及びもつかない魅力もあるんだろうなー、現実は悲しいけど、文句を言う筋合いじゃないよな、と思うんです。

だけど、ふと、小学校時代のことを思いだしました。
小学校のとき、クラスに、小学生のくせにナイスバディで、甘ったれた雰囲気がものすごーくカワイらしい子がいました。彼女はクラスでもカッコいい男の子と、いつもいちゃいちゃしていたものです。当時の私は彼女がすっごく気に入らなくて、「彼女ってぶりっこじゃない」と陰でさんざん叩いていました。彼女が、女の子の前と男の前で露骨に態度を変え、可愛く見えるために演技ばかりしているのが、すごーくうっとうしい、と思っていたのです。
しかし、今になってよく考えれば、それは、「ねたみ」「ひがみ」だったんですね・・・。
どう考えても、私より彼女のほうが、可愛かったんです。単に、それが面白くないから、あーだこーだと理屈をつけ、あいつは嫌なヤツだということにしていたんですね。
なんというか、子どもだったなー。