おかげさまで、誕生日を迎えました。来年の誕生日までに、ぜったいに本を出すぞ! って、とにかくそれしかないんです、最近(笑)。
先日取材を受けたときに、音楽ライターに必要なものとして「耳」がある、って話をしたんです。で、「耳って、どうやれば育つんですか?」みたいな質問をされて、私は困り果ててしまいました。集中してたくさん聴くしかない、みたいなことしか答えられなかった。
この質問に対して、ずっと私は考え込んでおりました。
「耳」って、どうやれば育つのかしら。
たとえば、アルバムが出たときインタビューする場合。新しいアルバムを発売前に渡されて聴いて、1日とか2日のあいだにそれを聴き、そこで自分が感じたことをもとにミュージシャンと話をしていくわけです。
ここで、聴いたモノをどうとらえるのかというのが実にシビアなわけですね。作った人が、どういう意図で何をやろうとしているのか。どんな音を出したいと思っているのか。それを想像しながら聴くことが必要だと思うんです。
そうやって聴けるようになるのは、どうしたらいいのか。ということなんですが・・・。