１５章中の５章目をかきはじめてドツボに入ってしまいました。要するに取材不足ですね（爆）。ってことで、中学校に行っていろいろ資料を見せてもらいました。
環境問題のことについて生徒が調べるわけなんだけど、どの中学生もほんと詳しく調べてるんですよ。絶滅した動物のこととか、大気汚染のこと、温暖化のこと・・・。スケッチブックを数十冊は読みました。まだ倍ぐらい、読めなかったスケッチブックがあるんですけど。
読んでいるうちに、結局は人間が自分さえよければ、という考え方をしているうちに、こうして環境が悪化してきたのだと痛感しました。
でも、どうして「自分さえよければ」って人間が思ってしまうのか。それもわかるんですよね。自分が大人になって親のもとを離れて気がついたのは、生きていくのってお金がかかるんだなということです。コスト意識とでもいうのかな。自分が毎日働かなくても、息を吸って、ごはんを食べて、居場所を必要とするだけで、家賃がかかるし、食費がかかる、水道代がかかる、ガス代がかかる、電気代がかかる。そのぶんを自分で稼ぐというのは、きわめて当たり前のことだったんだ、と。生きていくこと、お金がかかること、ものを使うこと、すべてが現実そのもの。
だからこそ、環境に悪いとか自分勝手といわれても、生きていくことがどうしても先に考えてしまう。先立つモノがなければ、生きていくことすらむずかしい。利益のためなら、環境に悪いこともしなければ、生きていけないのかもしれない。
