きゃー半年ぶりのジャズピアニスト、小曽根さんのコンサートへ!!!!
期待に胸をふくらませてサントリーホールへ。
んっ、年輩のご夫婦がいたり、やっぱり客層がクラシックの人が混じってるような感じですね。
前半は今年のブルーノート東京公演と似た感じで、ザ・トリオによる
ピアノトリオ。もろジャズ系の演奏です。
これがねーーー。実は期待はずれだったんです。というのも、残響が長すぎて
ピアノの音が一部、明瞭にききとれなかったんですね。
たぶん、すごいゴキゲンなプレイをなさっているような感じはするんだけど、
その細かいところがもわもわしちゃって聞こえない!!!
すぐそこで小曽根さんが弾いてるのに!!!
正直言ってめちゃくちゃストレスたまりました。悲しかった。
やっぱサントリーでジャズのピアノトリオやろうってのが
無理なのよ・・・聴きにきた私がバカだった・・・。と思っていました。
でもね!! 後半がその分よかったんです。
ヴァイオリンの金子飛鳥さんと小曽根さんの、デュオがあったんですが
これになると、音は混ざり合わないし、逆に
ふだんジャズクラブでは聞き取れないような超・超・ピアニッシモなど
を多用。いきなり「堪能」モードになっちゃったんですね。うっとり!!
そのあとはトリオ+金子さんで組曲を演奏なさったんですが、
これもかなりクラシックの要素を取り入れた内容で、音響のほうも
バッチリ。弓弾きコントラバスの音色なんか、ものすごい重低音になって
ぐおおおおおと会場を埋め尽くす感じで響いていたし。
後半、「業務連絡。ピアノのモニターを切ってください」っていった
あと、格段に音が良くなったので、ホールの特性が
ピアニストにうまくフィードバックされていることも重要なのかも
なんて思いました。
アンコールでやってくれたのは私の大好きなピアソラのカバー「天使の死」。
最新アルバムの「ノー・ストリングス・アタッチト」の4曲目。
いやーーーーーーー何度聴いてもゴキゲンですわ。
後半だけでも聴きにいく価値はあったなーーーー。
でもね、やっぱり小曽根さんは、ライブハウスでもっと聴きたいです。