音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

ヤマハ小山店さま教本セミナー8/29

8月29日に、ヤマハ小山店さまにお伺いします。
栃木県の小山は、埼玉・幸手にある私の実家と、宇都宮にある夫の実家のちょうど真ん中にあって、子どものころは「小山ゆうえんち」に行きました。菊人形も見に行ったなぁ。
小山から渋谷までセミナーに来てくださる常連の先生もいらっしゃるし
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。

前日に息子を連れて実家に帰って、実家から小山入りする予定です。http://yamahamusic.lekumo.biz/.s/oyama/2017/07/post-5bdf.html

本を読まない男子が食いついた!空想科学読本

うちの息子、小学校4年。

本をあまり読みません。

つまんない、といって手に取らないのです。

 

しかし久しぶりに「グレッグのダメ日記」以来、本屋さんでこの本を手にとり、買ってあげたら、読んでいます‼︎

 

「バタ子さんは新しいアンパンマンの顔で古いアンパンマンの顔を弾き飛ばすが、難しくないですか?」

確かに。

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ジュニア空想科学読本10 (角川つばさ文庫)

ジュニア空想科学読本10 (角川つばさ文庫)

 

 

 

少年野球の合宿

千葉の館山に、息子の少年野球の合宿で行ってきました。

 

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6時に集合して、館山へ。地元チームと試合です。

 

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夕飯は、母たちでカレー作り。

 

夜は浜辺で花火。

 

翌朝起床は6時でしたが、5時に起きたら出遅れ、4時起きのお母さんが、大部分を仕上げてくれていました。f:id:mimeyama:20170724201509j:imagef:id:mimeyama:20170724201518j:image

2日目は鴨川シーワールドを観光。

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合宿では、チームのお父さんお母さんたちとたくさん話す時間がありました。

お母さんお父さんたち本当によく働く人ばかりでした。みんな朝が早い。

話してみると、父たちは5時台の電車で通勤してる人がゴロゴロいました。送り出す母も早起きしなければなりません。

 

合宿では母たちは朝6時起床なら4時に起きて朝食準備。父たちは朝食終わったら掃除機かけて。

 

それでいて、それぞれができることをすればいいという、ギスギスしない空気感がありました。

 

それほど強くないけど、地元では何十年も続いている少年野球チームです。長く続く秘密の一端を垣間見ました。

初級からはじめる子どものスケールアルペジオ教本

スケールやカデンツアルペジオの本は、早い段階で入れるというのが最近のトレンドです。

同じ5分でもスケールやアルペジオは、筋トレ的にも運動量が多いですから、力がつきます。

 

幼稚園児さんで、5指ポジションがやっとという段階ならこちら。

 

ピアノ教本 あっという間に 全調が弾ける本(1)雪だるまのお話 (0363)

ピアノ教本 あっという間に 全調が弾ける本(1)雪だるまのお話 (0363)

 

 小学校に入って、指くぐりができるぐらいになったら、根津先生のこちら。

 指番号のタイプ別にグループ分けがしてあるので、楽譜や指番号を見ない生徒さんにおすすめです。

こどものスケール・アルペジオ

こどものスケール・アルペジオ

 

 もう少しシンプルで値段の安いスケールカデンツアルペジオなら、こちらもあります。

 700円で、薄いなかにスケールカデンツアルペジオがきちんとまとまっています。こちらでも充分という方もいるでしょう。

 

 

ワン・ピアノ・デュエット ひきあいセミナー

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7月18日、表参道クラシックスペースにて、古内奈津子先生オススメの連弾曲集「ワンピアノデュエット」のひきあいセミナーを行いました。

 

連弾曲集はたくさんありますが、これは中でも是非持っていたい1冊。

 

生徒さん同士、きょうだい連弾、上級者同士にちょうど良い連弾がたくさん入っています。

 

 

 

 

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最相葉月「セラピスト」

絶対音感」の著者、最相さんの最近の作品です。

最相さん自身も病気があり、セラピーを受けたという話に興味を持ち読んでみました。

 

河合隼雄さんが広めた箱庭療法の話が詳しく書いてあります。言葉にならない部分を箱庭にあらわすことで、クライエント(患者)の内側がゆっくり良いほうに変わっていきます。木の絵を描く場面も。

 

音楽も、言われた通り正確に演奏するのではなく、自己表現するなら、セラピー的な効果はあるだろうなと思っています。

 

セラピスト(新潮文庫)

セラピスト(新潮文庫)

 

 

 

セラピスト (新潮文庫 さ 53-7)

セラピスト (新潮文庫 さ 53-7)

 

 


 

セラピストの抱える難しさも描かれていて、クライエントが自殺してしまうことがどうしても起こるのだとか。

そんなとき自分を責めてしまうセラピストに対して、先輩セラピストから、自分を過大評価していないか、とツッコミが入ります。

 

教える仕事をしていると、相手をある程度以上助けられない自分への歯がゆさと戦うことが出てきます。

例えば、ピアノを教えていて、やる気があるのに、電子ピアノしか置けない家庭の事情があり、それでコンクールに通らない場合など、よく聞きます。

 

でも、本当に桁違いの才能があれば、電子ピアノだろうと、世に出ます。だから、電子ピアノで差はついていても、根本的には才能の問題なんです。

教える側次第で変わること、たくさんあるけれど、限界もあるんですね。

 

そこはわきまえる必要があるなと、思いながら読んでいました。

 

マンツーマンで人に接する仕事には参考になることの多い本です。

 

デフレ節約志向のなかでの月謝値上げ

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ピアノの先生とのライティング個人指導で、「アドバイスして欲しい」とよくご依頼があるのが、月謝の値上げです。

 

ピアノの先生は、マンツーマンですので、生徒さんはせいぜい40人.50人ぐらい教えると、かなり満杯です。人数に限界があるため、月謝を上げないと収入は増やせないのです。

 

ただ、気軽な値上げはしないようにお話ししています。退会者が出る覚悟で慎重にしなければなりません。実際、退会者が出た事例はたくさんあります。

 

右肩上がりで給料が上がった時代は終わりました。

 

大手企業では、値上げすると売り上げが下がるから、原材料費や人件費が上がってもなかなか上げられない。手間を減らす投資や過剰サービスの縮小で生産性を上げようとみな必死とのこと。

 

これをピアノレッスンに置き換えると、月謝を上げると退会されるかもしれないから、
レッスン回数を減らしたり、グループレッスンなどでレッスン時間削減、経費をカットしたり、プログラムやチラシ印刷などは外注できるところは外注して、講師の時間は、レッスン内容向上に集中する。
レッスンノートや教室ブログを使い自宅練習サポートを充実させて、レッスン時間は増やさず上達につなげ、
生産性と顧客満足度を高める。

ってところでしょうか。

 

また、例えば、6000円から7000円の

1000円値上げぐらいなら、、、と、思う人もいる一方で、

 

例えば内職をしているお母様にとって、1000円は大きいです。

 

一例で内職の時給300円くらいという数字があります。

 

内職をされているお母様がいる教室といない教室、あるでしょう。

 

1000円値上げ、といわれたとき、たとえ世帯年収はまあまあでディズニーランドにも行く家でも、お母様が時給300円だったらどう感じるか?

 

それだけの価値を感じていただけているか?

 

そのあたりが一番難しいところなんですね。

 

値上げにはぜひチャレンジして欲しいですが、退会者を少なく値上げを成功させるためにも、デフレ節約志向の世の中で価値をアピールする重要性を認識していただきたいと思います。

 

ライティング個人指導の詳細はこちら。f:id:mimeyama:20170717201805j:image

 http://mimeyama.jimdo.com/home/