音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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娘のバレエ教室デビュー

 バレエシューズ・グッズ☆11.5号18.5cm#上質な全革バレエシューズ「ピンクベージュ」結婚式に

私が習っている先生が3−5歳クラスも受け持ってくださっているので、娘をそこで習わせることにしました。

私が家でバレエを練習していると、やりたいやりたいといって寄って来ては、まねをしていた娘。
8人程度のグループレッスンで、周囲についていけるのか大変不安でした・・・。

でも、なんとかまわりの迷惑にならない程度にはやれたようだし、みんなと一緒にポーズを決めたりジャンプしたりするのは、彼女なりに楽しかったみたい。ほっとしました。

レッスンの間じゅう、スタジオをのぞく窓からは、お母様たちは厳しくも温かい視線を送り、おしゃべり。私は新聞でも読もうかと思って持って行きましたが、自分の娘だけではなく、かわいいバレリーナたちの踊る姿が、あまりにかわいらしくて、結局ずっとレッスンを見ていました。

バレエのレッスンを通して、姿勢の良さはもちろんですが、真剣に集中して、みんなで一緒に踊る楽しさを覚えてくれたらいいなと思っています。

余談ですが、翌々日に今度は私のバレエレッスン。もうすっかり慣れてしまい、バレエのレッスンに行くのが日常になりました。こうなってしまえばしめたものです。・・・と思ったらその日は、いつも習っているミス・ジーンはお休みで、私よりちょっと年上ぐらいの女性が代行レッスン。お手本で踊って見せてくださる様子がまさにバレリーナという感じで素晴らしい。

 しかし、笑顔でおだやかな感じではあるものの、かなり厳しい先生っぽかったです。しかもこの日はなぜか8人ほどのレッスンメイトのほとんどがお休みで、生徒は私と8歳のMIDORI(なぜか日系ではなく白人)のたったふたり。

「タンデュ」「デミプリエ、グランプリエ」「シャンジュマンはできる?」「クッペ」「プチバットマン」「グランバットマン」「アラベスク」「アッサンブレは?」「ポール・ド・ブラいきましょう」等々・・・、もちろんバーレッスンだけでなく、センターも。

思い出せないくらい大量に、次から次へとさまざまなバをやりました。特に姿勢を直してもらえなかったのは残念だけど、いろいろなパをたくさん練習できて楽しかったです。

この日は、私とミドリのほかに、トライアルレッスン希望というティーンエイジャーの女の子が来ていました。しかし彼女はなんとゴムぞうりばきでスタジオへ。先生は「レオタードは? バレエシューズはもってないの? せめてソックスは? ないの? じゃあしょうがないわね」・・・彼女は、ぼ〜っとしながら手も足も動かせずに立ち尽くし、10分ぐらいしたら黙って出て行ってしまいました。

先生は、何事もなかったようにレッスンを続行。お教室の営業的には、そんなことでいいんでしょうか? って気もしますが、あまりやる気と自覚のない人に入ってこられたら迷惑だわ、ぐらいの気概も必要なんでしょう。しかし、あの子は、ゴムぞうりでバレエが踊れると本気で思っていたのかしら。

 ちなみに娘の場合、体験レッスンのときはともかく、入会を決めた2回目にはバレエシューズにタイツ、レオタードと一式揃えて着せました。出費ではありましたが、レッスンに行くからには、そうした衣装を揃えるのは、自分のためであり、先生やまわりのお友達に対する礼儀だと思うからです。

やる気があれば、大人の初心者でもちゃんとレッスンしてもらえる、そのかわりに、やる気のない人にはとことん厳しい世界なのだと、肌で感じたレッスンでした。