いまごろになって・・・というお声が聞こえてきそうですが、やっと入手しました。「新世界」。
弦楽四重奏とピアノトリオで一緒に演奏するという試み。クラシックへの挑戦とか、あれこれいわれていましたが、聴いてみたら、実に自然な感じ。小曽根さんのザ・トリオがおいしいストレートのコーヒーだとしたら、ストリングス・カルテットは牛乳で(爆）、とびきりおいしいカフェオレができました、みたいな。訳のわかんない文章ですが、要するにジャズ的なとんがった部分（良い意味で）・・・が、ストリングスのやわらかさで中和されて、ものすごくおいしいバランスになっているように感じました。クラシックもジャズも、難しいといえば難しい音楽。小曽根さんのこのアルバムも、とくにポップとかキャッチーとかいうわけではないけれど、でも、すごくおいしいものを食べたような、よい感触があとに残ります。まだ流し聞きの状態で、根詰めて聴いたわけじゃないので、ほんとに「印象」だけなんですけれども。来週はいよいよ、ブルーノート東京でライヴがあります。もっと予習しておかなければ!!
