音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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やっと来ました! フィレンツェ

なんだかどんどん時間がたってますが、フィレンツェに行ったときのことを
書いてみたいと思います。
フィレンツェは、「パリの香り、夢みるピアノ」
「パリの香り、夢みるピアノ」のなかで、
ピアニストの中井正子先生が、原智恵子のもとで修行するために滞在した
街です。

原智恵子先生が住んでいた、ドゥオーモの見えるアルビッツィ通りの
お宅の周辺をどうしても歩いてみたかったのでした。

まずは、ドゥオーモ(大聖堂)へ。

白とピンクと緑の大理石のハーモニーが、夢のようにきれいです。
巨大すぎて、全然カメラにおさまりませんでしたが…。
数百年間かかって建造されたそうで、まったく気が遠くなります。
壁という壁には、彫刻がびっしり。いったい何人の彫刻家たちが動員
されたのか…。ドゥオーモの頂上(?)までは階段を歩いて登れるのですが、なんと20分もかかるのです。
その石造りの階段が、薄暗くて、いかにも中世っぽくて、すごく怖かった!!
人間ひとりが通るのがやっとの細い螺旋階段が、3階、4階分ぐらい
ぶっ通しの箇所がけっこうあって、目がまわりそうになり、気持ち悪かった
です。しかも休みたくても、後ろから人がいっぱい来ているので休めない…

「心臓が弱い人は登らないように」との注意書きまであって、出口には
救急車が本当に止まって待機していたのも納得です。
…ですが、登りきったあとには、こんな景色が!!

山にかこまれた盆地のフィレンツェ。中世のメディチ家が栄えていた頃から
変わっていない、オレンジ色の屋根が続く、美しい街並み…
がんばって登ってよかったぁ〜と、ぜーはーしながら見渡しました。

これだけ高いってことは、大聖堂ってんとに街のあちこちから見える
んですね。大聖堂よりも高い建物もないし。まさに街のシンボルなのです。