昨日STB139で聴いてきました。
ついに!! という感じでしたね。和泉さんのピアノトリオは
今まであったようで実はなかったというか、昨年2月1日もあったんです
けれど、このときはヴォーカルを結構入れたりしてたんです。
今回は、正面きって思いっきりピアノトリオでした。
ピアノトリオというのは、ジャズ的な編成といえばそうなんですけれども、
和泉さんのトリオだと、コテコテのジャズ…という曲は一部なんですよね。
歌もののポップスにしてもいいような曲とか、それこそスクエア時代の
曲とか、メロディアスなもの、クラシカルな色彩が入ってくるんです。
だから、いわゆるジャズとは一味もふた味も違った楽しさがありました。
ドラムが則竹裕之さん、ウッドベースが佐藤恭彦さん。
則竹さんのドラムが入ると、雰囲気とか時間の流れ方が
一気に立体的になる、とでもいったらいいのでしょうか。
先月、和泉さんはピアノソロでコンサートをなさったので聴いていますが、
そのときと同じ曲も、かなり違った印象で新鮮でした。
当たり前なんですが、和泉さんのメロディとハーモニーというのは
本当に絶品だと改めて思いました。
ピアノを使ってメロディを歌わせる、和音を響かせる、そのひとつひとつが素晴らしいクオリティに達しているんです。
音は少ないほうが響きは美しいし、シンプルなほうが心にストーンと入ってくる。
そこで素っ気無く、単調になるのでもなく、シンプルにというのが難しいところだと思いますが、
それをやってくれるのが和泉さんなんですよね。
特に、「ハートランド」というしっとり&なごみ系のピアノソロが、
KORENOSあたりで良くやっていそうな軽快な跳ね系8ビートになっていたのにはびっくり。
こ、こんなにポップな曲だったんだ、と目がまん丸になりました。
ピアノトリオというのは和泉さんにとって、十年以上前からの夢であり課題あったみたいなので、
相当準備にも気合が入ったらしく、7曲も書き下ろしをしたのだとか。
な、7曲ですよ。アルバムが1枚作れちゃいますよ。これにも驚きました。
スクエア時代の名曲も、宝島は3拍子に、フォーゴトゥン・サガはジャジーにアレンジが変わっていたし。
いや〜準備は大変でしたでしょうけれども、ぜひ、この曲とメンバーで、アルバムを作って欲しいなあと思ってしまいました。