音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

自分を認められるかどうか。

今日は確定申告の紙をもらいに、税務署にいきました。
フリーだと、ギャラの計算やら、経費の計算やら、全部自分でやらなきゃ
いけないんですよね。計算が苦手な私には少々っていうかかなり苦しい。
ときどきイライラしてぎゃあああああと叫びたくなる。
だけど、これも気ままな生活に伴うものだから、がんばらなくちゃ。

ところで、私は自分に自信があるなんて先日の日記に書きましたけれど、
実はそれ、この12月ぐらいからのことなんですよね。
それも、ほんとにささやかな自信しかない。
もともと私は、自分がダメだという思いが強いほうなので、
他の人にいいことがあっても「うわ〜すご〜い。私もがんばらなきゃ」、
または「すごいな〜・・・。それにひきかえ私は・・・。」と思うほうでした。
大学生の頃、私は大好きなバンド、T-スクェアのライヴに行って、
そのライヴが良ければ良いほど返ってきて落ち込んでいたものでした。
T-スクェアのメンバーはあんなに輝いて、私にこんなに感動をくれるのに。
私はあの場にいてもいなくても同じ、何の意味もない存在なんだ。
それって、あまりにちっぽけで、あまりに意味がないじゃない。
くやしい。くやしい。くやしい・・・、って。

メンバーのみなさまと、大学生だったときの私。
くらべたら、輝いてる度合いは当然違いますよね。
それぞれの良さは比べられるもんじゃない、ともいえる。
でも、やっぱり私はものすごく負けていた。
当たり前なんだけど、それが死ぬほどくやしかった。自分が許せなかった。
単なる目立ちたがりで、負けず嫌いだったのかもしれませんが(笑)。

「いいなあ」と思うライヴを見たときほど、そういう落ち込みは強かった・・・。
ライターになって、取材でライヴに行くようになってから、やっとライヴに伴う「落ち込み」から抜け出せたような気がします。

もちろん、ステージに立っているミュージシャンたちに比べたら、
ずっとずっと小さな光しか出してないけど、
でも、小さくても光を出せるようになったと自分で思えるようになったから。

自信って、要するに、自分で自分のことを、認めてあげられるかどうかなんだよね。
こんな自分じゃ認められない、って思ったら、認められる自分に変わるしかない。