知人が神戸にいるわけではないのですが、阪神大震災の日のことは
くっきり覚えています。
あの日、私は1月末に迫った修士論文の提出を控えて、300ページ以上の
本文を書かなくちゃいけなくて、それもぜんぜん進んでいなくて、
ほんっとーーーーに途方に暮れ、お正月から家にこもって、ワープロに
向かう毎日でした。
あの日、朝起きたらいきなりテレビが大騒ぎ。
朝方、関東も揺れたそうですが全然わからず私は爆睡していました。
とにかく、大学院を終了できるかどうか非常にせっぱ詰まった状態だった
のに、その日は結局全然論文が書けず、家でテレビに釘付け。見ながら
呆然としたのを覚えています。
あのころ、私はまだ学生でした。
あのとき倒れた高速道路も、倒壊した建物も、線路も駅も、いろんなものが
直っているのをまたテレビで見ると、5年たったんだなと思います。
私はこの5年をふとふりかえると、あまりにいろんなことがありました。
学校を卒業して、プータローの時期があって、学校に2校赴任して先生やって、
学校やめてライターになって、雑誌の仕事が少しずつ増えて、単行本の企画を
たてて・・・。
その単行本の打ち合わせに、ショパン編集部へ行って来ました。これは
ピアニスト養成ギプスのほうです。
かなり内容が煮つまっているのですが、もうひとふんばり解明したいことが
でてきました。中学校の本を仕上げてから、本格的に着手します。
がんばるぞ〜っと。