雪崩を起こす寸前の雑誌・資料類を、ひさびさに整理しました。
資料スペースっていくらあっても足りないんですよね〜。CDは引き出しに入れて押し入れにしまうという裏技を始めてからなんとか落ち着いてるんですが、雑誌のバックナンバーが悩みの種。ショパンにジャズライフに教育音楽、この3冊のバックナンバーだけで軽く1メートルは越しちゃう。本棚なんかに並べたらあっというまに埋まってしまいます。
最近は、ここ2年ぐらいのバックナンバーだけは本棚に並べるんだけど、それより古いものはひたすら積んでます。出し入れはしにくいけど、積むとかさばらないのね〜。
片づけ終わってほっと一息。先日のカシオペアのライヴでいただいたツアーパンフを読んでいました。メンバーのインタビューを読んでちょっと驚いたのは、カシオペアの3枚目のアルバム「サンダーライブ」が、普通のアルバムを作る準備がないので、とりあえずライヴで6曲を収録するといった形で作られたということです。
このアルバムは今では日本を代表するドラマーのひとりとなった神保彰さんがカシオペアに入ったばかりのときに作られた名盤で、いろんなミュージシャンに衝撃を与えてきました。私自身も、その後のカシオペアのアルバムをたっくさん聴いたあとでこのアルバムにたどり着いたにもかかわらず、「す、すごいっっっ!!!!」と感動しました。
満を持して作ったというよりは、とにかくまず「やってみる」。極限状態で、ものすごいパワーを発揮する、そんな方法であの名演が生まれたのかもしれない・・・。それって、実は私がこれまでライターとしてやってきた過去とダブってしまうんです。
自分にその人物を取材するだけの力量があるかどうかは問題外で、まず、チャンスがあればそれに飛びつく。飛びついたら、今度はがむしゃらに準備をして、力量不足でもひたすら体当たりする。
もちろんそういう方法だと、イマイチな結果になって落ち込むこともあります。他の方に迷惑をかけて、「何か行動するときにはもっとよく考えてからにしたら」と言われたこともあります。取材が決まってから心配してくれて、資料などを大量に送って下さった方もいます。取材に行くときに準備不足で「そんなことも知らないの」と言われてしまったこともあります。