ブラック企業やらサービス残業が社会的な問題になっていますが、音楽業界も、ひとごとではありません。音楽を教えたり、演奏することには経費や手間がやたらとかかり、利益を出すのはなかなか難しいので、そうとう経営をうまくやらないと、労働条件としてはよくないケースが多いです。
一歩間違えると、ブラックな個人事業になってしまう。
そこで、たいていは「売れてる人はギャラ高いんだし、もっと勉強しなくちゃ」とか、「もっと仕事増やそう」というふうになるわけで、指導法や演奏の勉強はもちろん大切だし、経験をつむことも大切。
ただ、それと同時に、「経営の基礎基本も勉強しよう」と考えることも必要です。
私は音楽雑誌をはじめ、音楽業界で長いあいだライターとしてアーティストの方々の広報のお手伝いをしてきました。「広報」の基礎基本をライティングという形で、いまピアノの先生方に教えています。みなさん、なかなか学ぶ機会がなかったようで、お教えするとガンガン覚えて伸びていきます。
たとえば、教室便りや教室ブログを作る、ホームページを作り、自分のビジネスについて発信していく。そこにプロフィールを載せる。顔写真を出して、どんんな人なのか見て安心してもらう。ブログの文体はビジネスだったら、それにふさわしいものに。いいたいことを欲張り過ぎない。誰でもウェルカムなよりは、自分のポリシーに合わない人は来ないように方針をはっきり打ち出すほうがよい。ブログをある程度マメに更新することで読者との信頼関係が作れる。発表会やコンクールをやりますといって生徒がみんなが参加してくれるとは限らない、ブログの記事でじわじわと意義を伝えて教育していくと効果的・・・などなど、基礎的なことだけでも、たくさんあります。
きちんと広報して教室を運営すると、いろんなことがスムーズに進みます。それが自分や生徒さんが安心して音楽を続けていくためにも役立ちます。
ピアノ教本や「聴く力」のセミナーでは指導法。
ライティングセミナーでは経営に必須の「書く力」。
指導と経営、バランスのとれた指導者の育成をお手伝いしていきます。
ブラックではない、ヘルシーな労働環境を自分に与えていくためにも。
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