音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

最相葉月「セラピスト」

絶対音感」の著者、最相さんの最近の作品です。

最相さん自身も病気があり、セラピーを受けたという話に興味を持ち読んでみました。

 

河合隼雄さんが広めた箱庭療法の話が詳しく書いてあります。言葉にならない部分を箱庭にあらわすことで、クライエント(患者)の内側がゆっくり良いほうに変わっていきます。木の絵を描く場面も。

 

音楽も、言われた通り正確に演奏するのではなく、自己表現するなら、セラピー的な効果はあるだろうなと思っています。

 

セラピスト(新潮文庫)

セラピスト(新潮文庫)

 

 

 

セラピスト (新潮文庫 さ 53-7)

セラピスト (新潮文庫 さ 53-7)

 

 


 

セラピストの抱える難しさも描かれていて、クライエントが自殺してしまうことがどうしても起こるのだとか。

そんなとき自分を責めてしまうセラピストに対して、先輩セラピストから、自分を過大評価していないか、とツッコミが入ります。

 

教える仕事をしていると、相手をある程度以上助けられない自分への歯がゆさと戦うことが出てきます。

例えば、ピアノを教えていて、やる気があるのに、電子ピアノしか置けない家庭の事情があり、それでコンクールに通らない場合など、よく聞きます。

 

でも、本当に桁違いの才能があれば、電子ピアノだろうと、世に出ます。だから、電子ピアノで差はついていても、根本的には才能の問題なんです。

教える側次第で変わること、たくさんあるけれど、限界もあるんですね。

 

そこはわきまえる必要があるなと、思いながら読んでいました。

 

マンツーマンで人に接する仕事には参考になることの多い本です。

 

デフレ節約志向のなかでの月謝値上げ

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ピアノの先生とのライティング個人指導で、「アドバイスして欲しい」とよくご依頼があるのが、月謝の値上げです。

 

ピアノの先生は、マンツーマンですので、生徒さんはせいぜい40人.50人ぐらい教えると、かなり満杯です。人数に限界があるため、月謝を上げないと収入は増やせないのです。

 

ただ、気軽な値上げはしないようにお話ししています。退会者が出る覚悟で慎重にしなければなりません。実際、退会者が出た事例はたくさんあります。

 

右肩上がりで給料が上がった時代は終わりました。

 

大手企業では、値上げすると売り上げが下がるから、原材料費や人件費が上がってもなかなか上げられない。手間を減らす投資や過剰サービスの縮小で生産性を上げようとみな必死とのこと。

 

これをピアノレッスンに置き換えると、月謝を上げると退会されるかもしれないから、
レッスン回数を減らしたり、グループレッスンなどでレッスン時間削減、経費をカットしたり、プログラムやチラシ印刷などは外注できるところは外注して、講師の時間は、レッスン内容向上に集中する。
レッスンノートや教室ブログを使い自宅練習サポートを充実させて、レッスン時間は増やさず上達につなげ、
生産性と顧客満足度を高める。

ってところでしょうか。

 

また、例えば、6000円から7000円の

1000円値上げぐらいなら、、、と、思う人もいる一方で、

 

例えば内職をしているお母様にとって、1000円は大きいです。

 

一例で内職の時給300円くらいという数字があります。

 

内職をされているお母様がいる教室といない教室、あるでしょう。

 

1000円値上げ、といわれたとき、たとえ世帯年収はまあまあでディズニーランドにも行く家でも、お母様が時給300円だったらどう感じるか?

 

それだけの価値を感じていただけているか?

 

そのあたりが一番難しいところなんですね。

 

値上げにはぜひチャレンジして欲しいですが、退会者を少なく値上げを成功させるためにも、デフレ節約志向の世の中で価値をアピールする重要性を認識していただきたいと思います。

 

ライティング個人指導の詳細はこちら。f:id:mimeyama:20170717201805j:image

 http://mimeyama.jimdo.com/home/

保護者対応の達人になるために

9月14日(木)のカワイ横浜シンポジウムに向けて、
古内奈津子先生、三輪昌代先生と打ち合わせしてきました。

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スペシャルイベントとして始まったカワイ横浜シンポジウムも、気がつけば第4回になります。

テーマは保護者対応‼︎
かなり深いテーマです。

保護者が無関心といっても、どうやっても変わらない場合から、働きかけで変化する場合まで段階がいくつもある。

熱心な親御さんとお子さんが、あるときプチッと切れたように退会してしまうケース。

コンクールをめぐる悲喜こもごも、子どもの成長。

レッスンノートに子どもが嘘を書いてくる理由。

今回も寸劇仕立てで、あるある事例をご紹介。
原因と対応をみなさんと考えていきます。

 

9月のカワイ横浜の「保護者対応シンポジウム」。

三輪昌代先生、古内奈津子先生に今回もお話いただきながら、保護者役、生徒さん役を入れたロールプレイも予定しています。

コンペシーズンのひと段落した9月ならでは、今回も強烈に面白く、しかもためになるスペシャルな展開になりそうです。

⭐️シンポジウム ピアノ指導者のための保護者対応

指 導 コンクール
[講師]
山本 美芽 三輪 昌代 古内 奈津子
[日程]
9/14(木)10:00-12:30(神奈川)
[会場]
カワイ横浜「プラージュ」
(所在地:神奈川県横浜市中区相生町6-113)
[受講料]
会員 2,500円
ピティナ会員・カワイ音研会会員)

一般 3,000円
[内容]
「あまりにもレッスンに無関心な保護者に困っている」
「自宅での練習サポートを保護者がしてくれない」
「コンクールに挑戦したら、結果ばかり気にしてしまう親子が…」

こんなお悩みありませんか?
上達に欠かせない「練習の習慣」づくりには、生徒だけでなく保護者も「教育」することが重要です。「無関心な保護者を変える」「過干渉な保護者への接し方」「練習の習慣づけのためのアプローチ」「コンクール挑戦にあたって保護者の教育」の4つの例について、ロールプレイを行いながら、何をどのように伝えるべきか、考えていきます。
[問合せ先]
カワイ横浜 TEL:045-650-2351/FAX:045-650-2357
[主催]
カワイ横浜

八尾 小阪楽器 乗り換え教本セミナー

大阪の八尾、小阪楽器さまにてセミナー。

教本の乗り換えについてお話ししてきました。

ポジション移動でつまずく詳しい背景、具体的な教本について、実際のテキストから曲を検討していきます。

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「ちょうど乗り換えを考えたい生徒がいましてその内容が今日のセミナーで凄くよくわかり引っ掛かっていたことが解消されました。有難うございます」(松尾明美先生)

「美芽先生ありがとうございました。本音トークがとても心地よかったです」(足立由起子先生)

 

砂川めぐみ先生

http://felicepiano.blog119.fc2.com/blog-entry-710.html

 

主催して下さった奈良の中西美江先生とのコンビも板について参りました!

ご参加くださったみなさま、小阪楽器さま、中西美江先生、ありがとうございました。

 

 

 

カワイ浜松 譜読みの力をつける教本セミナー

カワイ浜松にお伺いしてピアノ教本セミナー。

譜読みの力をつける教本についてお話しました。

 

地元の浜松、磐田、掛川、さらに愛知の豊橋、豊川、岐阜などからも、ベテランの先生にお集まりいただき、恐縮しつつ遠慮なくお話させていただきました。

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浜松駅のディスプレイが素敵です〜‼︎

 

次回は9月6日、カワイ浜松にて乗り換え編セミナーです。

 

 

ピアノ教本ガイドブック 生徒を生かすレッスンのために

ピアノ教本ガイドブック 生徒を生かすレッスンのために

 

 

 

池袋オクターヴハウス 教本セミナー

池袋オクターヴハウスにて教本セミナーでした。

音楽スタジオの中のイベントサロンでの開催という珍しいスタイルです。

オクターヴハウスは、レッスン用のレンタルスタジオで、ここを使ってレッスンされている先生もご参加下さいました。


「お母様が専業主婦だったかたは?」
「バイエルを使っていたかたは?」
「ピアノの学校、持っているかたは?」


「ペースメソッドのこの本、みたことあるかた?」

がんがん質問したり、「みみをすます」の話をしながら、「なべなべ底抜け」を歌い「べ」でしゃがむ
など、いろいろお願いしちゃいましたが、みなさん積極的にご参加下さいました。


武蔵野音大の大内孝夫先生もご参加いただき、さいきん世帯年収が減ってるんですよね!と、いきなり振ってしまいましたが、しっかり返していただきました。


音楽之友社に近い池袋での開催ということもあり、たくさんの音楽之友社のかたも。みなさまのおかげで大阪、南大沢、池袋の3日連続セミナー、声が枯れることもなくお話できてホッとしております。

 

来週は浜松と大阪です!

 

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