合唱コンクール最近は、公立中学校でも公共の大ホール借りてやるところ多いです。
「電子ピアノで練習している子は、大ホールになると音が響かなくて鳴らないのが残念」
という声がピアノの先生方から聞こえてきます。
いろいろ家庭によって事情もあるでしょうし、すごく意地悪い言い方なんだけれど、それも現実です。
別に、合唱伴奏でいいかっこしなくても、ちょっとぐらい音が鳴らなくても、そんなの気になる人はわずかだから、いいじゃないかという気もしますけどね。
でも、たぶん、演奏を聴いて涙が出るか出ないかの差は、そのあたりにあることも、結構あります。
電子ピアノで練習しているのは、音が響かない理由のひとつになりうるけれど、しかし、生ピアノでも響かせられない子も確かにいるそうです。
そうだとしたらせっかく生ピアノを買ったのにもったいなかった。というふうになる場合も、もちろんありうる。
電子ピアノで練習しているけれど、すごく耳が良くて、ホールのピアノで音を鳴らせる子も時々いるそうです。
100パーセント電子ピアノだから音が鳴らないと決めつけるのは、いけないですね。大事なのは、どんな耳を持っているか。どれくらい聴いているか。
それでも、この子がおうちで生ピアノで練習していれば、もっと響く美しい音で弾けていたはずなのに・・・と残念に思うことも、あるでしょう。
全員とはいいません。合唱伴奏までいけそうなお子さんは、やっぱりできる限り電子でなく生ピアノで練習させてあげたいな。
それは、生ピアノで聴く練習がたくさんできるから。
どうしても電子ピアノ環境という場合は、あらゆる手段で耳を鍛えましょう。
詳しい方法や考え方は、マニアックにこの本で深めています。